武田鉄矢、金八先生開始当初の本音「すごいところに引っ張り込まれて、辞めたいなあと」

[ 2022年4月23日 16:38 ]

俳優の武田鉄矢
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 俳優武田鉄矢(73)が23日放送のカンテレ「おかべろ」に出演し、伝説の主演ドラマ「3年B組金八先生」シリーズでの放送開始当初の秘話を語った。

 1979年10月にTBSテレビでスタートした第1シリーズ。いじめや家庭問題のほか中学生の性についても取り上げ、衝撃的な学園ドラマとして話題を呼んだ。「主役ができる」と飛びついたという武田だが、杉田かおる演じる生徒が妊娠する設定だと聞いた際には仰天。「そういうシリアスドラマだとは知らなかった。(その回から)急にストーリーのタッチが変わって。『15歳で妊娠はまずいよ』と言ったのよ」と腰が引けたという。

 放送日の金曜は同作のロケ日でもあり、ロケから午後9時過ぎに局に戻ると、宣伝部の電話が全部鳴り、騒然としたムード。すべて抗議の電話だと知らされ、「ああ、辞めたいなあ。問題作。これはすごいところに引っ張り込まれたと思って」と苦笑いした。

 ところが、プロデューサーのご機嫌は上々で「いいドラマって抗議から始まるんですよね、って。どんどん台本のボルテージが上がっていくの。で、めくってもめくっても(金八が)しゃべってんのよ~。めくるのが怖いんだもん。プロデューサーからは『45分授業ができるぐらいのしゃべりネタを持っててください』と言われてた」と、当時の苦労や重責ぶりを振り返っていた。

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2022年4月23日のニュース