武田鉄矢 藤子不二雄Aさん追悼 作業見学時、子供達への優しい対応に感激「善人を漆で塗ったような方」

[ 2022年4月10日 13:44 ]

俳優の武田鉄矢
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 俳優の武田鉄矢(72)が10日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。7日に急逝した日本を代表する漫画家の藤子不二雄A(本名安孫子素雄=あびこ・もとお)さんを追悼した。

 武田は、96年に亡くなった藤子・F・不二雄(本名藤本弘)さん、藤子不二雄Aさん双方と交流があり「F先生とも、A先生とも両方ですね」とした上で、「子供が2人おりまして、それがもうドラえもんの大ファンで、スタジオまで行って先生に作業の風景を見せてもらったことがあるんです」と明かした。

 「本当に善人を漆で塗ったような方でして、子供たちが質問するんですけど、真面目に答えるんですよ。『ドラえもんはいないのですか』と聞くと、先生が『申し訳ない、今テレビ局の方で撮影やってるの』っていう。『忍者ハットリくんはここにはいないのですか』って聞くと『いるんですけど、昼間は天井から降りてこないんですよ』って言う」と、世界観を壊さないように優しく対応してくれたことが印象的だったという。

 「ものすごく優しい。やっぱりF先生もそうだけど、子供の反応ものすごく気になさってて、私はF先生のドラえもん、映画の方なんですが、10本主題歌付き合ったんです。大好評で終わったリトルスターウォーズなんて一番最初は私が主題歌作ったという…ちょっと自慢しますけどね。それでよく覚えてるのは、特にそのリトルスターウォーズの(主題歌だった)『少年期』っていうのは先生を好きだったみたいで絶賛の電話が入りまして。すごく喜んでおられると。すごく嬉しかったのを覚えてますね」と振り返った。

 「A先生とはゴルフ、何年も続けてやってましたね。しゃれた先生でね、タケノコばっか食ってる先生でしたね。肉食が駄目で、お寺のお子さんらしくて。殺生はしないっていうのが前提の生活をなさってて、それでタケノコばっかり食べてるっていうっていうのが思い出される。いい先生でした。ご冥福をお祈りいたします」と偲んだ。

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2022年4月10日のニュース