中林美恵子氏 ロシアの進攻問題「経済制裁が効いてほしい。ただ、ロシアは過去10年GNP比で黒字」

[ 2022年4月10日 07:46 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
Photo By スポニチ

 早稲田大学教授(国際公共政策)で、元米国議会上院予算委員会補佐官の中林美恵子氏が10日、テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(日曜前5・50)に出演。ロシアのウクライナへの侵攻についてコメントした。

 番組では、ロシア軍の民間人への虐殺、略奪したとする新聞記事や、ロシアの戦費が拡大しているとする新聞記事などを紹介した。

 中林氏は「これだけの非人道的な行為をしているということが世界にさらされたわけですよね。ですから何とか世界の経済制裁が効いてプーチン大統領の心が変わってほしいとは思うんですが、ただよく見てみると、ロシアというのは過去10年以上にわたってGDP比にして2~7%の黒字を記録しているんですね。ずっと黒字を溜めているんです。しかもまだ石油、LMGをはじめとしたエネルギーの輸出は一部だけでも続いているんですね。これを考えると、まだまだ完全にこの財政問題がプーチン大統領の心を決めてしまうということまではいかない可能性も残っています。ですから私達自身の生活も大変になりますけれども、もう少し頑張らないといけないのかも知れませんね」と自身の見解を述べた。

続きを表示

2022年4月10日のニュース