錦鯉・長谷川雅紀「夜中、ゴミ袋から出して…」 一度は捨てた宝物を披露「ずっと僕を見ていた分身」

[ 2022年2月21日 19:10 ]

錦鯉の長谷川雅紀(左)と渡辺隆
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 昨年のM-1グランプリを制したお笑いコンビ「錦鯉」の長谷川雅紀(50)が21日、NHK総合「ニュース シブ5時」(月~金曜後4・50)に出演。94年のデビュー当時から“コツコツとためた”宝物を披露した。

 長谷川は以前から、「町中を歩いていて面白いことがあったり、変な人がいたら、忘れないうちにメモをしていたんです」と明かす。それ以外にもコンビの台本、一発ギャグなどをコツコツとメモ。そんなネタ帳を「デビュー当時から27年、書き続けて39冊。宝物です」と紹介。下積み時代を振り返って、「笑ってほしい。ただただその思いでした。純粋でしたね。これでお金持ちになりたいとか、そういうのじゃなかったですね。笑いながら書いてました」と回想した。

 しかし、そんな最愛のネタ帳を一度だけ捨てかけたことがあるという。「10年ぐらい前、僕の部屋があまりにも汚くて、後輩が何人か来てくれて『掃除しよう』ってなったんですよ。で、ネタ帳もゴミ袋に入れて、燃えるゴミの日に一回外に出したんです」と苦笑い。しかし、「でも、みんなと解散した後になぜか、『あれ、やっぱり捨てるのは嫌だな』と思って、みんなが帰ってから夜中、ゴミ袋からネタ帳を出して、取り返したというか…。当時の相方とかと夢見て、考えて書いたやつがなくなるのが嫌だったんですよね」と懐かしそうに口にした。

 ネタ帳を愛おしそうに見つめながら、「このネタ帳がずっと僕を見ていたというか。あの時、嬉しかったんだなとか、苦しかったんだなとか、迷惑かけたんだなとか…。気付いたらネタを作るのが当たり前というか、やることはネタを作るしかなかったんで。分身みたいなものですよね」と笑み。漫才について、「体が動かなくなるまでというか、死ぬまでやると思います」と抱負を口にした。

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2022年2月21日のニュース