橋下徹氏 ワリエワ問題で私見「年齢の問題と責任論がひっついて来てというのは理解できない」

[ 2022年2月21日 11:01 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が21日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。国際スケート連盟(ISU)が五輪や世界選手権などのシニア大会に参加できる年齢制限について、現行規定の15歳から17歳に引き上げる案を、6月の総会に諮る方向で調整していることについてコメントした。

 フィギュア女子の低年齢化は長年にわたって問題視され、ISUも議論を続けていたが、北京五輪で15歳のワリエワ(ROC)のドーピング違反が判明。16歳未満の「要保護者」に該当するとしてスポーツ仲裁裁判所(CAS)が出場継続を容認したため、議論が再燃する形となった。年齢制限は低年齢選手の保護を目的に、各国際競技連盟の判断で設定されている。しかし、ワリエワ問題を受けた国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は18日、五輪出場選手の年齢制限引き上げについてIOC主導で取り組む考えを示した。

 橋下氏は「年齢制限の意味が、選手の体とか選手ファーストの観点で、どうしてもその年齢にしなければ何か問題があるっていうんだったら、僕はそれは進めるべきだと思います。例えば高校野球の投球数制限とかと同じようにね」としつつ、「でも、何か責任論というのがちょっと分からないのが、別にこのドーピングの問題って、犯罪の問題ではないわけですから、ルールに違反していれば、これは年齢がどうであれ、メダルを剥奪されるとか選手資格が剥奪されるっていう、これはもう責任論というよりもルールに違反したかどうかの話」と指摘。

 その上で「今回、問題なのは五輪期間中にこういうドーピング問題がわき起こって、保護対象だから出場せざるを得なかった。この保護対象ということが問題なんじゃないのかっていうことで議論になってるんですけど、そもそも出場資格を1回認めたんであれば、期間中はある意味、休戦ですよ。ドーピングとかこういう問題っていうはちょっと横に置いておいて、五輪が終わってからドーピング検査して、それでルール違反があるんだったら、さかのぼってメダル剥奪とかいうことをすればいいという運営上の問題だけなので、年齢の問題と責任論がひっついて来てというのは、どうも僕はちょっと分からない、理解できないですね」と自身の考えを話した。

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2022年2月21日のニュース