日テレ・辻岡義堂アナ 名乗った「ギドゥンドゥン」バズった、中国で人気グングン 経済効果450億円!

[ 2022年2月21日 05:30 ]

ビンドゥンドゥンの手のひらと同じマークを施した日本テレビの辻岡義堂アナウンサー(日本テレビ「スッキリ」公式ツイッターから)

 閉幕した北京五輪で銀メダルに輝いた「ロコ・ソラーレ」の決勝戦会場で、日本テレビの辻岡義堂アナウンサー(35)が客席にいる様子がNHKのテレビ中継で映し出された。ツイッターでトレンド入りし、ロコ・ソラーレの熱戦に負けじと話題をさらった。

 辻岡アナは日本テレビの五輪中継アナとして現地入り。大会の公式マスコットキャラクターのパンダ「ビンドゥンドゥン」好きをアピールし続けたことから、中国メディアの取材を受ける事態に発展。自身の名前をもじって「ギドゥンドゥン」と名乗ったところ、この愛称が広まり、SNS上でバズり始めた。

 北京では「ギドゥンドゥンが動くと200~300人が取り巻きをつくる」状態に。なんと中国の国営放送のスタジオにまで招かれ、中国では知らない人がいないキャスター、何岩柯のインタビューを受けるなど時の人となった。キャラクター商品を手がける企業の株価が“ギドゥンドゥン効果”でストップ高を連発するほどだった。

 20日のカーリング女子決勝戦前に放送された日本テレビ「シューイチ」(日曜前7・30)では、地元経済誌が辻岡アナの経済効果を450億円と報じたことを紹介。辻岡アナは「なぜか私、今、中国と日本の懸け橋になっているということで…。大型連休、春節相まって今450億円と言われてます」と照れながら話した。「私、中国から日本に帰れますでしょうか」と心配しながらも、「中国の方が空気が合っている」と、中国語のあいさつを披露した。

 番組でフィギュアスケートの最新情報を聞かれた際に「まだ選手が来ていない」と回答。「それでも今日はビンドゥンドゥンの最新情報があります」とアピールするなど、日本でもギドゥンドゥンとしての認知度が少しずつ広がった。

 中国では現在羽生結弦に次ぐ有名な日本人と言われている辻岡アナ。同局では人気の桝太一アナ(40)が3月末に退社予定。新エースアナとして、日中を股に掛けた活躍が見られるか注目だ。

 ◇辻岡 義堂(つじおか・ぎどう)1986年(昭61)6月28日生まれ、神奈川県出身の35歳。慶大卒業後の2009年に日本テレビ入社。11年9月にフリーキャスターの鷲尾春果と結婚し、現在3児のパパ。15年4月から情報番組「ズームイン!!サタデー」の6代目総合司会を計6年間務め、21年3月に卒業。「ギドー辻岡」の愛称で親しまれた。汗っかきキャラとしても知られる。1メートル77、血液型B。

 ▽ビンドゥンドゥン 大きな目玉に宇宙飛行士のスーツを模した氷の「シェル」に身を包む、パンダをモチーフにしたキャラクター。ビンドゥンドゥンは「氷のぽっちゃりちゃん」の意味。広州美術学院の曹雪教授(60)のチームが制作。「シェル」は、木の実が透明のあめに覆われた中国の菓子「氷糖葫蘆(さんざしあめ)」から着想を得た。中国国営テレビの番組で、言葉を発しないビンドゥンドゥンが突然野太い声でしゃべりだし、中から短髪の男性が出てきたことも話題になった。

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