安藤美姫「単純なスポーツではない」　フィギュア界ドーピング事情に言及　ワリエワ技術は「ポテンシャル」

安藤美姫
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　プロフィギュアスケーターの安藤美姫（34）が21日、フジテレビ系「バイキングMORE」（月～金曜前11・55）に生出演。フィギュアスケート界のドーピング事情にコメントした。

　昨年12月のドーピング違反が判明しながら北京五輪の個人種目出場が認められたフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワが話題になる中、出演者の坂上忍から「ぶっちゃけ、ロシアの選手って、ドーピングやっている人多いの？」と切り込んだ質問が。安藤は「スケート界の中で見ますと聞かないですね。私は聞いたことがなかった」と答えた。

　「今回見つかったのが、心肺機能を強くするとか回復が早くなるやつじゃないですか。ドーピングはやってはいけないと思うし、ましてやチャンピオンになるような実力のある選手だったので、ダメはダメ。なんですけど、ワリエワ選手の技術の話になると、心肺機能が多いからって、あの技術は習得できないんですよ。あの滑りの美しさとか感情、技術力をみんなが取得できるかと言ったら、技術面はそうではない」とコメント。

　ワリエワの技術の美しさは「彼女のポテンシャル」と指摘し、「『練習がいっぱいできるからこうなれるのは当たり前だ』という報道もあったけど、それは違うと思う。私が同じように練習して、ここまで美しく4回転が飛べたかと言ったら、絶対そうではない。スケートってそんな簡単な単純なスポーツではない」と話した。