クラスター舞台 出演者、スタッフ、観客の感染者は計59人に 主催者が発表 「演出でハグ」報道は否定

[ 2020年7月15日 21:23 ]

クラスターが発生した舞台が上演された新宿シアターモリエール
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 舞台「THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ!!―」(6月30日~7月5日、東京・新宿=シアターモリエール)を主催したライズコミュニケーションは15日、この日までに陽性反応が確認されたのは出演者17人、スタッフ8人、観客34人の計59人にのぼることを公式サイトで発表した。多数の感染者が出た原因について「現在、当社スタッフ、関係者の方々から聴き取りを行い、保健所と情報を共有し、事実調査を行っております」とした。

 また、「舞台関係者によると、演者が客席に降りてハグをする演出があった」という一部報道について、「そのような事実は一切ございません」と否定。

 同舞台では多数の感染者が出たのみならず、出演者に「THE★JINRO」を観劇した俳優がいたことが理由で中止となる舞台も出るなど、波紋が広がっている。同社は「ご観覧者様、出演者、各関係者はもちろん、業界の方々及び世間の皆様には、大変なご心配とご負担をおかけしており、心からお詫び申し上げます。また、ご観覧者様、出演者が一日も早く快復されることを願っております」と改めて謝罪した。

 同舞台は6月30日から今月5日まで、東京・新宿のシアターモリエールで上演。映画評論家の有村昆氏(44)が企画原案を手掛けた。同社によると、6日に出演者で8人組男性グループ「Super Break Dawn」のTAKUYA(23)の感染が判明。すべての共演者とスタッフが8日にPCR検査を受け、俳優・山本裕典(32)らに9日に陽性反応が出た。山本と共演した17人のタレント全員と全スタッフが10日に保健所から濃厚接触者と指定された。東京都は13日、濃厚接触者が約850人に上ることを明らかにした。観客の全員約800人と全ての出演者、スタッフ約50人を加えた数になる。

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2020年7月15日のニュース