千葉県・森田知事が県民へ提案「今年はGo To千葉で」 県外からは「万全を期して来てください」

[ 2020年7月15日 19:04 ]

 千葉県の森田健作知事(70)が15日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演。政府が22日に強行スタートさせる「Go To キャンペーン」に言及し、千葉県民へ「『Go To千葉』にしようじゃないか」と呼び掛けた。

 「Go To キャンペーン」については、観光客の往来により新型コロナウイルスの感染再拡大を招くとの警戒感から、自治体首長から全国一律のスタートを不安視する意見が相次いでいる。森田知事はキャンペーンについて「判断が難しい」とし、「経済を考えるなら、国の言っていることも理解できる」と一定の理解。「(キャンペーンを)いかに料理するかは各地域で考えたらいいんじゃないですか?」と話した。

 そして「千葉県の場合は『Go To キャンペーン』をそのまま丸のみするのではなく、千葉の人に『Go To千葉』にしようじゃないかと」と千葉県民は県内で過ごすことを提案。首都圏の感染者拡大を受けて「県外に出たって、地域によっては“来ないでくれ”とか嫌がられたりする」とし、「それだったら我が千葉県、風光明媚で食もおいしいんだから、今年はみんな、ここで過ごそうじゃないか」と呼び掛けた。

 「県外から来る方には“千葉は万全を期しています、どうぞあなたも万全を期して来てください”と。その代わりに最高のおもてなしをしますと、そういうスタイルでいきたい」と県外からの訪問受け入れも表明。番組MCのフリーアナウンサーの宮根誠司(57)から「僕らが千葉県に遊びに行く時に、PCR検査を受けてから来てくださいということですか?」と問われると、「そういうことではないです」と否定した。

 千葉県では14日、県内で25人の新型コロナウイルス感染が確認されている。感染者が増加傾向にあることについて、「緊張感をもってやっている。ただ、数字だけを見て判断するのはどうなのか」と森田知事。4月のピーク時には約300人だった入院患者数が今月13日は117人、重症者数は4、5月は20人、今はゼロという数字を示し、「4、5月の状態とは違う」と説明した。

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2020年7月15日のニュース