新宿“舞台クラスター”波紋広がる JINRO観劇俳優の舞台開幕当日に中止 陽性俳優の共演者は自宅待機

[ 2020年7月15日 05:30 ]

“新宿舞台クラスター”影響拡大図
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 舞台「THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ!!―」(6月30日~7月5日、東京・新宿シアターモリエール)で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、観客と出演者、スタッフの全850人が濃厚接触者となった問題が波紋を広げている。

 東京・中目黒ウッディシアターで上演を予定していた舞台「SUNFLOWER」は開幕当日の14日になって急きょ中止を発表。出演者の中にJINROを観劇した俳優がいたことが理由で、19日までの全8公演を取りやめた。振り替え公演については未定という。

 JINROの出演者と別の舞台で共演した俳優も次々と自宅待機を発表した。

 「JINRO」に出演し、陽性反応が出た吉本坂46の榊原徹士(30)は千秋楽翌日の6日に別の舞台「特別捜査 密着24時 from 100シーンの恋+」(新宿R’sアートコート)の昼夜2公演にも出演した。ここで共演した俳優の日向野祥(29)、秋葉友佑(28)、中島礼貴(25)らがそれぞれ濃厚接触者に指定されたとして、20日までの自宅待機を発表。音楽ユニット「XLAMP」のボーカルも兼任する中島は、15日に予定している無観客ライブの出演を見合わせるという。

 「JINRO」を主催したライズコミュニケーションも14日、今後予定していた朗読劇「私が恋した王子様」(8月4~8日、新宿R’sアートコート)など3作品の公演中止を発表した。「万全を期した状態が整わない限り、各公演を実施することが難しいと判断しました」としている。舞台関係者は「さまざまなところに波紋が広がっており、主催者側は損害賠償請求されてもおかしくないのでは」と指摘した。

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