侍・中野 源田の分まで「自分がしっかり受け継いで」攻守で堅実プレー “グリーンライト”でニ盗決めた

[ 2023年3月12日 23:20 ]

<オーストラリア・日本>2回、二盗を決める中野(撮影・会津 智海)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組が12日、東京ドームで行われ、日本はオーストラリアを7―1で下し、4戦全勝で1位通過を決めた。

 8番遊撃で先発した中野拓夢(26=阪神)は2回の第1打席で左前打を放つと、直後、9番中村の打席の3球目で二盗に成功。犠打で三塁まで進むと、1番ヌートバーの中前打で貴重な4点目のホームを踏んだ。

 盗塁については「(相手投手の)モーションが大きかったので、(バントから)グリーンライトのサインに切り替わって、思い切ってスタートを切った」とした。「積極的に攻めていかないと。常に狙っていく気持ちでいく」と力強く語った。11日のチェコ戦では初回2死二塁から悪送球で先制点を献上していた中野だが、この日は堅実な守備も見せ、源田の穴を埋めた。「自分がしっかり受け継いで。(源田に)頑張れと言われた」と思いを背負ってプレーすることを誓った。

 さらに「(源田は)師匠というか、そういう数々の場面でやられた方ですし、いろんな経験を持ってる方なので、その辺もいろいろとお話をしていきながら、今やっぱり源田さんが出来ない分、自分がしっかりと活躍しないといけないなと思っている」とした。

 山田らナインのサポートについては「昨日もエラーした後に、哲人さんが近くに寄り添ってくれて大丈夫大丈夫、次、次という言葉をかけて頂いたので、そこは本当に先輩たちに非常に良い声をかけてもらって、救われたかなと思います」と感謝した。

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