侍・由伸 WBCでも“無双”奪三振ショー!圧巻の4回8K無失点 大谷にも劣らぬNPBのエース君臨

[ 2023年3月12日 20:39 ]

WBC1次ラウンドB組   日本―オーストラリア ( 2023年3月12日    東京D )

WBC1次R<オーストラリア・日本>日本先発の山本(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組が12日、東京ドームで行われ、日本は1位通過をかけてオーストラリアと対戦。NPBで2年連続投手4冠に輝いた山本由伸投手(24)が先発し、圧巻の投球内容を見せた。

 初回、大谷の先制3ランという大きな援護を受けてマウンドに上がると、先頭から空振り三振、二ゴロ、見逃し三振と完ぺきな立ち上がり。2回にもオリックスで同僚だった4番・ジョージから空振り三振を奪うなど、この回2三振を追加した。

 3回1死から8番・パーキンスに初安打を許すが、この回も無失点。さらに4回も2三振を奪い、4イニングで8奪三振という圧巻の奪三振ショーを見せた。2戦連発中だった3番のグレンディニングも2三振と寄せ付けない“無双”ぶり。4回1安打無失点と申し分ない投球で、2番手の高橋にバトンタッチした。

 投手4冠には、もちろん奪三振も含まれる。前日好投した佐々木朗に並ぶ8奪三振。“NPBのエース”として世界に存在感を示すマウンドとなった。

 山本は国際大会でも安定した成績を残している。2019年の「WBSCプレミア12」では、中継ぎで5試合に登板。1失点で防御率1・80。また、東京五輪では2試合に先発し、開幕戦となったドミニカ共和国戦では6回無失点。準決勝の韓国戦でも6回途中2失点と役割を果たしている。

 ▼山本由伸「初回から大谷選手がホームランを打ってくれて、力みなく試合に入っていくことができました。その後も追加点を取ってくれたので、しっかり自分のピッチングができました」

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月12日のニュース