【WBC】米国代表 盤石の逆転勝利 主将トラウト無安打もナ・リーグ本塁打王のシュワバー豪快弾!

[ 2023年3月12日 14:02 ]

WBC1次ラウンドC組   アメリカ6ー2イギリス ( 2023年3月11日    チェイス・フィールド )

4回、右中間に3点弾を放ったシュワバー(AP)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のC組は11日(日本時間12日)、米国・アリゾナ州のチェイスフィールドで開幕。投打のかみ合ったアメリカがイギリスを6-2で下し、白星発進した。

 圧倒的な力を示すことはできなかったが、それでも確実に初戦をモノにした。初回、メジャー通算195勝を記録する先発右腕・ウエィンライトが昨季、ドジャースで13本塁打をマークしたイギリス2番・トンプソンに先制弾を被弾。打線も1、2回は好機を作りながらも無得点で終えた。

 打線が目覚めたのは3回だ。1死からゴールドシュミットが相手失策と暴投で二塁まで進み、4番のアレナドが三塁線を破る同点二塁打。さらに2死一、三塁から7番・タッカーが中前に勝ち越し打を放った。

 逆転から間髪入れずに相手を突き放した。4回1死から四球で出塁した主将・トラウトが次打者・ゴールドシュミットの3球目に二盗に成功。頭から二塁に突っ込み、打線に気迫を注入した。その後、2死一、二塁から昨季のナ・リーグ本塁打王のシュワバーが右中間に今大会チーム初本塁打となる3点弾。6回にも着実に1点を加え、試合の主導権を完全に引き寄せた。

 投手陣は先発の41歳・ウェインライトが盤石の安定感で試合をつくった。直球は140キロ台ながらカーブ、カットボール、チェンジアップなど多彩な変化球を駆使し、4回を1失点でまとめた。昨季、レイズで67試合に登板したアダムが2番手として1回無失点。3番手には2018年に17勝をマークしたフリーランドが登板し、3回を1失点で終え、最後はベッドナーが締めた。

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