プエルトリコのストローマン 得意のシンカーでゴロの山 WBC2大会連続MVPに向け好発進

[ 2023年3月12日 08:46 ]

ニカラグアに快勝し、喜ぶプエルトリコナイン (AP)
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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に前回米国代表で出場し、MVPを獲得したマーカス・ストローマン投手(31)がプエルトリコ代表としてニカラグアに先発登板。4回3分の2、65球を投げ、2安打1失点、2奪三振の好投だった。

 平均90・8マイルのシンカーを投げ続けたストローマンは試合後「こういうトーナメントではストライクゾーンを積極的に攻めてカウントを有利にしていかないといけない。シンカーを信じて投げた。もちろんバックの守備陣が大きかった。打たせれば彼らがきっちりアウトにしてくれる」と話した。

 65球の内、半分以上の34球がシンカー。遊撃手にゴールドグラブ賞2度のメッツのフランシスコ・リンドア、二塁手には20年、遊撃手でゴールドグラブ賞のタイガースのハビア・バエズ。シンカーで6個、トータルで7個の内野ゴロを打たせている。5回2死、ニカラグアの6番DHのエリアン・ミランダに、2-1から82・9マイルの外寄りのスライダーを左越えに本塁打とされ、この試合65球目で降板したが、17年のWBCを彷彿とさせる見事なピッチング。WBC第1、2回大会の松坂大輔につぐ連続MVPに向け好発進だった。

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2023年3月12日のニュース