彦根総合 初聖地へ準備OK!4番・坂元2発&エース野下零封 投打主役が躍動締め

[ 2023年3月12日 16:27 ]

練習試合    彦根総合8―4和歌山東 ( 2023年3月12日    和歌山東G )

<彦根総合・和歌山東>選抜前最後の練習試合で2本塁打を放った彦根総合の4番・坂元幸大(撮影・河合 洋介)
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 第95回選抜高校野球大会(18日から14日間、甲子園)に出場する彦根総合(滋賀)が12日、大会前最後の練習試合に臨み、和歌山東(和歌山)を相手に8―4と快勝した。

 投打の主役が好感触を手に聖地に向かう。「4番・左翼」で先発した坂元幸大(3年)は、いずれも引っ張って左翼を越す2本塁打を決めた。6回2死二塁から放った2発目は、詰まらされたものの豪快に振り抜いて柵越えし、「1本目は芯で捉えられたので良かった。2本目は詰まっていたので、まだまだ詰めが甘いのかな…と思います」と振り返った。

 1試合2発は自身初で高校通算15本目。「甲子園ではかっこいいプレーではなく泥くさく戦いたい」と初の聖地に向けて意気込んだ。

 最速138キロのエース左腕・野下陽祐(3年)は、切れのある直球とスライダーを軸に6回無失点と安定感のある投球を披露した。

 8―0の6回は2死満塁から遊ゴロに仕留めるなど、粘り強さも発揮。「ピンチを迎えてもゼロで抑えられたことは良かった。ただ、思ったところに投げ切れたわけではない。もう少し状態を上げられると思います」と表情を引き締めた。

 甲子園には春夏通じて初出場。宮崎裕也監督は、北大津(滋賀)で春夏計6度、甲子園で指揮を執った経験があり、「まだまだ細かい所を詰めないといけない部分はあるが、(投手陣が)故障せずに甲子園を迎えられることは良かった」と自信を持って聖地に戻る。

 選抜初出場で優勝すれば、2004年済美(愛媛)以来史上17校目。さらに春夏通じて滋賀県勢初の甲子園制覇を目指し、大会5日目の光(山口)との初戦を迎える。

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2023年3月12日のニュース