侍4連勝で貫禄1位通過!大谷看板弾&由伸圧巻8K無失点 投打の“看板役者”が豪州粉砕

[ 2023年3月12日 22:27 ]

WBC1次ラウンドB組   日本7-1オーストラリア ( 2023年3月12日    東京D )

WBC1次R<オーストラリア・日本>初回を3者凡退に仕留めた山本(右から2人目)はチームメートに出迎えられる(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組が12日、東京ドームで行われ、日本は1位通過をかけてオーストラリアと対戦。DHで出場の大谷翔平投手(28)と、NPBで2年連続投手4冠に輝いた山本由伸投手(24)の活躍で7-1と圧勝し、すでに進出を決めていた16日の準々決勝へ1次ラウンド4連勝での1位通過を決めた。16日はA組の2位と対戦する。

 クライマックスはいきなり初回に訪れた。無死一、二塁の好機で大谷が、オーストラリアの先発左腕・シェリフが投じた2球目のカーブをとらえると、打った瞬間、本塁打を確信する特大弾。打球は右中間上方にある、自らが出演する「Salesforce」の看板に直撃し、開幕16打席目で待望の1発となった。

 この援護を受けた先発・山本が快投ショー。初回から2奪三振で発進すると、毎回2つずつ三振を奪い、4回を1安打無失点の8奪三振。前日のチェコ戦で好投した佐々木朗に並ぶ8奪三振で、“NPBのエース”として世界に存在感を示すマウンドとなった。

 打線は相変わらずの盛況。2回にはヌートバー、近藤の連続適時打で追加点。5回には中村に適時打が生まれるなど、追撃の手を緩めなかった。

 そして投手陣も盤石。山本の後を受けた2番手・高橋が2回を1安打無失点と寄せ付けず。3番手・大勢は併殺打を奪うなど“庭”である東京ドームで1回無失点に抑えた。9回に高橋宏がソロ弾を浴びて今大会初の完封リレーこそ逃したが、内容は完勝。準決勝の米国行きをかけて、16日の準々決勝に向かう。

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月12日のニュース