侍・ヌートバー 4戦連続安打&3戦連続打点 第2打席で中前適時打!からの盗塁も決めた

[ 2023年3月12日 19:41 ]

WBC1次ラウンドB組   日本―オーストラリア ( 2023年3月12日    東京D )

WBC1次R<オーストラリア・日本>2回、適時打を放つヌートバー(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組は12日、東京ドームで2試合が行われ、日本はナイターでオーストラリアと対戦した。「1番・中堅」で出場した侍ジャパンのラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)が2回の第2打席で4試合連続安打となる中前適時打を放った。

 ヌートバー劇場が止まらない。初回の第1打席で7球粘って四球を選んで大谷翔平投手の先制3点本塁打を呼んだ。続く2回の1死、三塁からは1ボール1ストライクの3球目のツーシームを中前打。これで4試合連続安打で3試合連続打点となった。さらに次打者の近藤の3球目には盗塁も決めた。

 9日の中国戦で2安打1盗塁に加えて3回には浅い飛球をスライディングキャッチする美技でチームを勝利に導いた。10日の韓国戦でも反撃の口火となる中前適時打を含む2安打1打点。さらに5回1死一塁の場面では遊撃後方の浅いフライに対し、敢然と頭から飛び込むダイビングキャッチで連日のスーパープレーでチームを救った。11日のチェコ戦では4回にタイムリー安打を放つなど3試合で11打数5安打2打点と切り込み隊長として欠かせない存在となった。

 ヌートバーの貢献はプレーだけじゃない。メジャーの試合でも見せるコショウをひくパフォーマンス「ペッパーミル」がチームだけでなくファンにも浸透。さらに打席に入る際には観客から「ヌーーー」と叫ぶ“ヌーイング”も沸き起こる。ファンを魅了し続ける男が勝てば首位通過の大一番で第2打席に貴重な追加点を奪った。

 この日のデーゲームで韓国がチェコを下したことで、日本の準々決勝進出は確定。オーストラリアに勝てば1位通過、負ければ2位通過となる。

 ▼ヌートバー この打席で、最初に相手ピッチャーが投げたチェンジアップをミスしてしまったから、もう一度ミスするつもりはなかった。ヒットになってよかった。

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