【WBC】米国主将・トラウト、ヘッスラで打線に気合い注入 ナ・リーグ本塁打王の一発で優位に

[ 2023年3月12日 12:53 ]

WBC1次ラウンドC組   アメリカーイギリス ( 2023年3月11日    チェイス・フィールド )

4回、ニ盗を成功させるトラウト(AP)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のC組は11日(日本時間12日)、米国・アリゾナ州のチェイスフィールドで開幕。アメリカは2-1の4回、昨季のナ・リーグ本塁打王で史上最強打線の4番を務めるカイル・シュワバー外野手(30)が特大の3ランを放ち、試合の主導権を引き寄せた。

 2-1の4回2死一、二塁。イギリス3番手・ロングのチェンジアップを豪快なスイングでとらえた。打球は乾いた音を残し、右中間スタンドへ一直線。シュワバーは大歓声を背に、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。

 初回に先制点を許し、攻撃では1、2回は好機を作りながらも無得点。3回に逆転には成功したが、打線がつながらず、重苦しい雰囲気がベンチを覆っていた。それを払しょくしたのが主将のトラウトだ。4回1死から四球で出塁すると、次打者・ゴールドシュミットの3球目に二盗に成功。巨体を揺らし、頭から二塁へと突っ込んだ。主将の気迫に導かれるようなシュワバーの豪快弾。米国打線が中盤につながった。

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