慶応・清原 センバツへ万全1号 オフの成長実感 東海大相模と練習試合

[ 2023年3月12日 04:30 ]

<慶応・東海大相模>6回、左越えソロを放つ清原(撮影・村井 樹)
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 第95回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)に出場する慶応(神奈川)が11日、相模原市内で東海大相模(同)との練習試合を公開。西武、巨人などで活躍した清原和博氏(55)の次男・勝児内野手(2年)が、高校通算9号となる今季1号ソロを放った。

 「5番・三塁」で出場した清原がベンチを沸かせたのは2点リードの6回1死。フルカウントからの7球目、真ん中高めの直球を捉えたライナー性の打球が左翼フェンスを越えた。やや詰まりながらもスタンドまで運び「スイングスピードが上がったので振り切れた」とバットを振り込んできたオフの成長を実感。「甲子園前に一本出てうれしい」と白い歯を見せた。

 前日の組み合わせ抽選会で初戦の相手は夏春連覇を目指す優勝候補の仙台育英(宮城)に決まった。強力な投手陣を想定するには最適だった。相手の先発は最速143キロ右腕の子安秀弥(3年)。清原も第1打席は直球に押されて二飛に打ち取られたが、一発を放った6回の打席は「ポイントをいつもより前に置いた」と修正力の高さも見せた。

 あす13日に大阪に移動し、いよいよ臨戦態勢に入る。「良い投手から打てたのは自信になる。仙台育英戦でも打てるように頑張りたい」。偉大な父のように、聖地では満員の観衆を沸かせてみせる。(村井 樹)

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2023年3月12日のニュース