オリックス イチロー以来26年ぶり日本一!由伸離脱、窮地から4連勝で大逆転

[ 2022年10月30日 21:44 ]

SMBC日本シリーズ2022第7戦   オリックス5-4ヤクルト ( 2022年10月30日    神宮 )

<ヤ・オ>胴上げされる中嶋監督(撮影・村上 大輔)
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 オリックスは30日「SMBC日本シリーズ2022」第7戦でヤクルトに勝利し、26年ぶり5度目の日本一に輝いた。2年連続4度目となったヤクルトとの日本一決戦。過去3度はオリックスが敗れていたが、念願かなってついに12球団の頂点に立った。

 日本一が決まった瞬間、中嶋監督はベンチで頭を抱えて歓喜。その後、マウンド付近に集まった選手らの手で5度宙を舞った。

 初回、先頭の太田がシリーズ史上初となる初球先頭打者弾で先手を奪うと、4回には相手の失策も絡んで、一挙4点を追加。大きくリードした。

 先発の宮城も5回無失点に切り抜ける粘投で救援陣につなぎ、宇田川が2回無失点。8回に山崎颯が4失点してヒヤリとする場面もあったが、9回はワゲスパックがしのいで1点差を逃げ切った。

 アクシデントにもひるまず、全員で山を越えた。22日の第1戦で「2年連続投手4冠」のエース・山本が負傷降板するアクシデント。さらにシーズン終盤で守護神に定着していた阿部が第2戦で痛恨の同点被弾。流れを失いかけた2敗1分けという窮地から、4連勝でまくって頂点に立った。

 前回オリックスの日本一は、仰木監督が指揮を執り、チームの軸はイチローで、長嶋茂雄監督率いる巨人を倒した96年のシリーズ。恩師である仰木監督以来、中嶋監督が日本一の歓喜の輪に包まれた。また昨年は神戸でヤクルトの胴上げを見ることになったが、今度は神宮でオリックスが胴上げを果たし、雪辱にも成功した。

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