やっぱりオスナ様!「諦めない気持ちと意地」神宮の空気一変、日本S最多タイ11安打目は劇的3ラン1点差

[ 2022年10月30日 21:31 ]

SMBC日本シリーズ2022第7戦   ヤクルト―オリックス ( 2022年10月30日    神宮 )

来日したヤクルトのオスナ
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 ヤクルトのホセ・オスナ内野手(29=ベネズエラ)が王手をかけられて迎えたオリックスとの日本シリーズ第7戦(神宮)で一瞬にして球場の空気を変える反撃の2号3ランを放った。

 「5番・一塁」で先発出場。ドラマが待っていたのは8回だった。5回に3点適時失策を犯していた先頭の1番・塩見が右前打で出塁すると、途中出場していた新人・丸山和が中前打で続いて無死一、二塁。山田が空振り三振に倒れて1死となったが、主砲の村上が17打席ぶり安打となる右前適時打を放ってチームに20イニングぶりの得点をもたらすと、続いて1死一、三塁で打席に入ったオスナはこの回から登板していた相手3番手右腕・山崎颯が2ボール1ストライクから投じた3球目、真ん中低めスライダーを完璧に捉えて左翼スタンドへ叩き込んだ。

 0―5で始まったこの回がこれで4―5と1点差。追いつくことはできなかったが、確実に神宮球場の空気を変える一発となった。オスナはこれで今シリーズの打率・367(30打数11安打)、2本塁打、8打点。11安打は日本シリーズ最多タイとなった。

 オスナは阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(神宮)では3戦2発5打点と大暴れしてMVPを獲得している。

 ▼オスナ 打ったのはスライダーです。諦めない気持ちと意地を見せたかった。

 【オスナの2022年ポストシーズン全打席】
12日 阪神戦 左本、中2、遊ゴ、見三振
13日 阪神戦 中飛、遊失、左本、三飛、四球
14日 阪神戦 右飛、右飛、二飛、二飛
※12打数3安打、2本塁打、5打点

22日 オリックス戦 左2、左中本、四球、右安
23日 オリックス戦 左安、右飛、右安、中安、空三振、空三振
25日 オリックス戦 左2、一ゴ、四球、空三振、中安
26日 オリックス戦 遊ゴ、左安、二ゴ、右飛
27日 オリックス戦 中安、空三振、遊併打、左飛、空三振
29日 オリックス戦 空三振、遊ゴ、空三振、二ゴ
30日 オリックス戦 三ゴ、中飛、左飛、左本
※30打数11安打、2本塁打、8打点

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