中日・平田 改めて現役続行希望 YouTubeで心境 「会見で誤解生むような発言してしまい…」謝罪

[ 2022年10月30日 12:16 ]

今月4日の会見で涙を浮かべながら話す中日・平田
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 中日を自由契約になった平田良介外野手(34)が30日、自身のYouTubeチャンネルで動画を公開。改めて現役続行希望の意思を表明した。

 「この度は記者会見で誤解を生むような発言をしてしまいまして申し訳ございませんでした」と冒頭から謝罪。深々と頭を下げた。

 「僕が記者会見で皆様に伝えたかったことは、とにかく現役でやりたい。プロ野球選手としてまだまだ自分はやれると思っていますし、まだプロ野球選手として活躍したかったというのを第一に伝えたかったということです。その中で立浪監督から引退か自由契約の選択をさせてやると言われて、どうするかというのを家族や周りの皆さんと話しあって、僕の意見としても周りの皆さんの意見も、まだまだやれるところまでやればいいんじゃないかという話をいただきまして。現役を続行したいという結論に至りました」と語った。

 「もし、次のプロ野球チームに呼んでいただくことがあれば、今まで通り後輩と一緒に練習したりだとか、後輩と切磋琢磨して…また僕自身も、日本代表の選手であったり、オールスターに選ばれた選手とかたくさんの球団の選手とも交流があります。いろんな話を聞いたことがあります。その経験とベテランならではの経験というのがあると思うので、そういったところを後輩たちに伝えていっていけたらと思います」と今後の抱負も表明。

 今季を振り返り「2022年シーズン、なかなか出番っていうのは少なかったですけれども、その中でも東京ドームの巨人戦。丸選手の打球がフェンス直撃して、それをセカンドに投げて一塁で止めたプレーとか甲子園球場でのアルカンタラ投手からの152キロくらいですかね、まっすぐをレフトにホームラン打ったりとか、まだまだ自分自身できるところもあると思いました。引き際ではないと思いましたので、現役続行を希望しました。それを記者会見では話したかったんですけど、うまく言葉にすることができず、皆様に本当に誤解を招くような発言、記事の取られ方をしてしまいましたので、そこはすごく反省しています」と改めてYouTubeで心境を語った経緯も説明した。

 「17年間の中日ドラゴンズでの現役生活、そして応援してくださったファンの皆様の声援は今でも忘れません。声援がすごく自分の力になったというのが、ホンマに今でも昨日のように思い出せて力になったというのが、僕が皆さんに感謝していることです。まだまだファンの皆さんに恩返しっていうのはできてないと思います。来年もプロ野球選手でプレーできた時は平田良介のプレーをもって、皆様の応援の恩返しにしたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」と頭を下げた。

 4日に戦力外通告を受け、会見では「加藤球団代表から引退をするか、自由契約をするか、来季の構想には入っていないと言われ、自由契約を選択した。声がかかるか分からないが、今の気持ちは次に向かって準備している」と話し、NPBでの現役続行を希望。トライアウトは受けずにNPBの球団からの誘いを待ち、声がかからない場合は引退する考えも示していた。28日に自身のインスタグラムで「ファンの皆様へ 平田良介より 重要なお知らせ YouTubeにて 10月30日日曜日 12時公開」と予告。ファンからは「引退表明か」などと心配する声も挙がっていた。

 平田は大阪桐蔭から05年高校生ドラフト1巡目で中日に入団。右の強打者として活躍し、17年間で通算1227試合出場、1046安打、105本塁打、484打点の成績を残した。今季は昨年に患った「異型狭心症」から復帰したが、岡林、鵜飼ら若手の台頭もあり51試合で打率・200、1本塁打、10打点にとどまっていた。

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