阪神・大山「差し込まれる方が嫌」マンツーマン指導の岡田監督「ホッとしたわ」

[ 2022年10月30日 05:15 ]

ティー打撃を終えた大山が岡田監督(右手前)と言葉を交わす(撮影・岸 良祐)
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 阪神・大山が初めて岡田監督からマンツーマンで指導を受けた。フリー打撃を終えた直後に約2分間の会話を交わした。

 「バッティングに関して、いろんな話をしました。来シーズンに向けて生かしていきたい」

 主に打撃の感覚的な部分の話だった。「差し込まれるのが嫌か、泳がされるのが嫌か」と問われ、「差し込まれる方が嫌です」と回答。岡田監督も「ホッとしたわ」と胸をなで下ろした。

 理由がある。かねて「前で打て」と話すなど、ミートポイントを前にして打つのが岡田流の打撃論だ。「差し込まれたら何もできんから。右打者は小細工がきかん」と言うだけに本格的な指導の前に大山の意識を確認しておきたかった。

 既に秋季キャンプで“メス”を入れることが予告済み。大山は前向きに捉え、取り組んでいく覚悟を示した。

 「全ての面でレベルアップが必要だと考えている。現状に満足せず、常に向上心を持って練習していくだけ」

 6年目の今季はチームトップの23本塁打を放ち、3年連続で20本塁打を達成。自己最多を更新する87打点など中軸として一定の働きはあっても、自他ともに求める期待値はもっと大きい。さらなる高みを目指し、新たな挑戦が始まる。(長谷川 凡記)

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2022年10月30日のニュース