阪神・岡田監督の「規定投球回到達3人」構想に西純が即反応「ローテーに入って柱になれるように」

[ 2022年10月30日 05:15 ]

ノックを受ける西純(撮影・岸 良祐)
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 阪神・西純が指揮官の言葉に“即答”し、飛躍を誓った。前日28日にサンテレビ「熱血!タイガース党」に生出演した岡田監督は来季の先発ローテーションに関して「規定投球回(到達)に3人やね」と構想を披露。高卒3年目で6勝を挙げてブレークした21歳右腕がすぐに反応した。

 「ローテーションに入って柱になれるようになりたいし、いずれはチームのトップに立てる投手になっていきたいけど、自分の投球ができるように」

 さっそくアピール機会も巡ってきた。岡田監督の前では初のブルペン投球。前日には投手陣への約10分間のミーティングで直球を磨くことの必要性を説かれたばかりとあって、懸命に腕を振り存在感を示した。

 今季の規定投球回到達は青柳と西勇の2人。「規定投球回到達3人」は16年を最後に途絶えたままだ。夏場に2軍で再調整し、先発では13試合登板にとどまった西純は新フォーム習得で進化を期した。振りかぶってから上げた左足を止めずに踏み出していく形に改造中。「ワインドアップの勢いを生かして投げられたら今まで以上に強いストレートが投げられる」。肩肘だけでなく体全体を使ったフォームを身につければ疲労軽減、ひいては高パフォーマンスを維持してのシーズン完走にも結びつく。

 1年目から2年連続で惜しくも規定投球回に届かなかった伊藤将も「ゲームメークできたら長いイニングも投げられる。ノックアウトを少なくしていけば規定にいける」と“3年目の正直”をもくろんだ。2人の成長は投手王国の構築につながる。

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2022年10月30日のニュース