×

名場面に名実況あり 103年ぶりの偉業どう伝える?

[ 2021年9月9日 09:00 ]

エンゼルス先発・大谷(撮影・沢田 明徳) 
Photo By スポニチ

 パイレーツの筒香が本塁打を放った時に、実況アナウンサーが繰り出すフレーズ「ツ・ツ・ツー、ギオ(TSU TSU TSUGIO)!」が話題になっている。本紙の7日付紙面で取り上げた通り、元ネタは1985年に大ヒットした英国の歌手、フィル・コリンズの「ススーディオ(SUSSUDIO)」だった。

 フレーズの主は、94年からテレビ、ラジオで実況を務めている60歳のグレッグ・ブラウン氏。パイレーツ(海賊)のチーム名にちなみ、本塁打が出た後の「Clear the deck, cannonball coming!(甲板を空けろ、砲弾が飛んでくるぞ)」、試合に勝った後の「Raise the Jolly Roger(海賊旗を揚げろ)」は定番だ。ベテランアナは決まり文句で楽しませつつ、注目選手のための新フレーズ開発も欠かさない。

 「ニッポン放送ショウアップナイター」の実況を長く務めた元アナウンサーの深沢弘さんが8日、亡くなった。同学年の長嶋茂雄氏(85、巨人終身名誉監督)とは現役時代から親交が深く、訃報を伝える同局の番組では、同氏が実況を務めた74年10月14日の引退試合の一部が流された。74年生まれの私は、世代的に現場でお目にかかることは少なかったが、学生時代に中継で聞いた名調子は今でも耳に残っている。

 エンゼルスの実況では、昨年まで11年間その役を担ったビクター・ロハス氏による、大谷が本塁打を放った時の「ビッグフライ、オオタニサン!」が人気を博した。大谷は、1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりとなる2桁本塁打&2桁勝利まで、いよいよあと1勝。現在、チームの実況を務める「バリースポーツ・ウエスト」のマット・バスガーシアン氏が、どのような言葉で歴史的な瞬間を伝えるのか、楽しみにしている。(記者コラム・大林 幹雄)

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2021年9月9日のニュース