ロッテ 14日にもマジック点灯!首位攻防2戦目に快勝し再奪首 74年以来47年ぶりリーグ1位へ加速

[ 2021年9月9日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ4ー1オリックス ( 2021年9月8日    ほっと神戸 )

<オ・ロ>8回1死一、二塁、チーム8000号となる勝ち越し3点本塁打を放ちナインに出迎えられるマーティン(撮影・後藤 正志)
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 ロッテは8日、オリックスとの首位攻防第2ラウンドを制し、首位を奪回した。1―1の8回に4番のレオネス・マーティン外野手(33)が右翼席に決勝3ラン。リーグトップタイとなる25号は球団通算8000号のメモリアルアーチとなった。サヨナラ負けを喫した前夜の悪夢を払拭(ふっしょく)。1974年以来47年ぶりのリーグ1位での優勝へ、マジックナンバーは最短で14日に点灯する。

 球団通算7999号は3日の日本ハム戦。マーティンだった。3試合生みの苦しみを経て、8000号もマーティンだった。1―1の8回1死一、二塁から吉田凌の145キロ直球を強振。4番らしく、勝負どころで右翼席へ叩き込んだ。

 「感触が良かったので、さすがにいったとは思った。チームを勝ちに導くことができたのが一番うれしい」

 0―1の6回にも同点適時二塁打を放った。そしてリーグトップのソフトバンク・柳田に並ぶ25号がメモリアル弾となり、わずか1日でチームを再び首位に押し上げる決勝弾にもなった。神戸の夜空から降り注ぐ雨は歓喜のシャワーとなった。

 ほっと神戸。ロッテにとって因縁の敵地だ。1998年7月7日。「魂のエース」と呼ばれた黒木知宏は9回2死一塁からプリアムに同点2ランを浴びると、膝から崩れ落ちた。延長12回の末にサヨナラ負けを喫し、プロ野球記録となる17連敗となった。今でもファンに語り継がれる「七夕の悲劇」。神戸の夜空に舞ったアーチは悪夢の象徴だった。

 前夜もサヨナラ負けを喫した。首位から陥落する痛恨の試合だったが、マーティンはこう言った。「でも野球をやっていればエラーもあるし、本塁打も打たれる。野球は勝ったり、負けたりなので、切り替えてやっているよ」。優勝争いの中でも、常にポジティブな気持ちで戦っている。

 首位攻防を1勝1敗とした就任4年目の井口監督は「明日が本当に勝負」と先を見据えた。74年以来となるリーグ1位での頂点を目指しているからだ。05年は2位からプレーオフを制し、自身が主軸だった10年は3位からCSを突破。いずれも日本一に輝いたが、「下克上」のイメージを覆したい。自身が74年に生まれた縁もある。当時の金田正一監督は2年前に他界。「スケールの大きな方だった。少しでも追いつけるように」と心に誓う。

 指揮官が頼りにするマーティンは試合後、打撃手袋、リストバンドを青で統一している理由を教えてくれた。「青が好きなんだ。来年も契約が残っているので、好きな青で全うするよ」。球団史に名前を刻んだ助っ人は、笑いながら1年後まで見つめていた。(横市 勇)

 ≪M28≫ロッテがオリックスに勝ち首位に再浮上。早ければ14日にもロッテに優勝へのマジックナンバーが点灯する。ロッテが9日のオリックス戦から14日のソフトバンク戦に5連勝。その間、オリックスが5連敗、ソフトバンクが10~12日の日本ハム3連戦で2敗以上すると、M28が出るがどうか。

 ≪マーティンが史上11球団目の通算8000号≫ロッテは8日オリックス戦の8回にマーティンが今季25号3ランを放ち、球団の本塁打数が通算8000号に到達した。球団通算8000本塁打は、今季4月6日のDeNAに次ぎ史上11球団目。チーム第1号は毎日時代の50年3月11日西鉄戦で戸倉勝城が記録。

 ▽1974年のロッテ 就任2年目の金田正一監督の下、後期優勝。打線はラフィーバー、有藤、アルトマン、山崎が中軸を形成し、有藤はチーム最多の25本塁打、アルトマンは打率・351(規定打席未満)、21本塁打を記録した。プレーオフでは前期優勝の阪急(現オリックス)、日本シリーズでは中日を下し、日本一に輝いた。当時は県営宮城球場を準本拠地として使用した。

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