市和歌山 プロ注目バッテリーが5年ぶりVけん引!松川4打点、小園7回13K快投

[ 2020年10月4日 17:52 ]

令和2年度 秋季近畿地区高等学校野球大会 県二次予選 決勝戦   市和歌山8―2和歌山東 ( 2020年10月4日    紀三井寺 )

<市和歌山・和歌山東>3回2死一、三塁から3ランを放った松川虎生
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 来秋ドラフト候補のバッテリーが5年ぶり6回目の秋季和歌山大会優勝の原動力となった。市和歌山の主将を務める松川虎生(こう)捕手(2年)は本塁打を含む4打数2安打4打点の活躍。県の頂点に立ち「すごく、うれしいです」と笑顔を見せた。

 決勝の舞台でも、持ち味の長打力を存分に発揮した。1―2の3回2死一、三塁。甘く入ったツーシームをフルスイングすると、打球は左中間スタンドへと弧を描いた。高校通算本塁打を30に伸ばす逆転3ラン。「まず目標としていた30本なので、そこに乗っけられたのは、めちゃくちゃうれしいです」と目を細め、次の目標については「50本です」と即答した。前日3日の準決勝・智弁和歌山戦でも3打数2安打4打点でチームを近畿大会出場へと導いた。2日連続で得点源となってみせた。

 投げては、3回から登板した最速152キロ右腕・小園健太投手(2年)が7回を3安打に抑え、13三振を奪う快投を見せた。「真っすぐが走っていなかったので変化球をコースにしっかり投げるというのをテーマにした。それが三振も取れて良い感じになってくれた」。カットボールとツーシームを有効に使い、三振の山を築いた。

 投打の絶対的な両輪を擁して臨む秋季近畿大会。半田真一監督(40)は「もちろん優勝目指して一戦必勝でやっていくんですけど、しっかり自分たちの力を存分に発揮できる準備をしていきたいです」と意気込む。2年ぶり7度目の選抜大会出場に向け、極限までチーム力を高めていく。

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