大阪桐蔭 圧勝で2年連続V 松浦が“エースの自覚”3試合連続完投

[ 2020年10月4日 17:07 ]

令和2年度 秋季大阪府大会 近畿地区高校野球大会予選  決勝戦   大阪桐蔭8―1東海大大阪仰星 ( 2020年10月4日    シティ信金 )

<東海大大阪仰星・大阪桐蔭>1失点完投勝利した大阪桐蔭・松浦 (撮影・亀井 直樹)
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 大阪桐蔭が投打のかみ合う快勝で2年連続の秋季大阪大会優勝を果たした。4回無死、3番・宮下隼輔内野手(2年)の左中間ソロで先制。直後に同点に追いつかれたが、終盤に着実に加点し、突き放した。投げては今秋から背番号「1」を背負う左腕・松浦慶斗投手(2年)が先発し、6安打1失点で完投した。

 エースらしい安定感抜群の内容だった。1―0の4回に同点ソロを許したが、以降は危なげない投球に終始。奪った三振は6個だったが、冷静なマウンドさばきで着実に凡打の山を築かせた。5回コールドだった準々決勝から3試合連続、前日の準決勝から2日連続の9回完投。「9回まで投げてやると思っていた。長いイニングを投げて経験になるし、これからは連戦も多くなる。2試合でへばっていては、いい投手にはなれない」と自覚を胸に、最後までマウンドを守り抜いた。

 西谷浩一監督(51)も「代替大会、交流試合と経験を積み始めている。1試合、1試合投げることで経験を積み、勉強できる」と松浦への期待の大きさを口にする。昨年の秋季近畿大会は決勝で天理(奈良)に敗れて準優勝に終わった。監督は「こういう試合に耐えて勝つことで新チームは成長していく。まず守りをしっかりとして、バッテリー中心に守りを仕上げていきたい」と今後を見据えた。

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2020年10月4日のニュース