コロナ禍の阪神2軍　集団感染後は1分け挟み6連敗　アピール期待の新人4人は無安打

ウエスタン・リーグ   阪神3－6広島 （ 2020年10月3日    由宇 ）

　阪神2軍はウエスタン・リーグの広島戦に3―6で敗戦。1分けを挟んで6連敗となった。

　4回に伊藤隼の今季1号2ランと、片山の2号ソロで3点を先制。だが先発したドラフト1位・西純が4回に同じ高卒新人の木下に中越え2ランを被弾すると、5回には2死三塁から、U18日本代表時代の同僚・韮沢に左翼への適時三塁打を浴びて同点に。自己最長タイの5イニングを投げたが、6安打6四球3失点で降板した。

　同点の7回に福永が満塁から押し出し四球を与えて勝ち越しを許すと、8回には尾仲が2点を失い、そのまま敗戦。これで新型コロナウイルス“集団感染”によって藤浪、能見ら9選手が緊急昇格した先月25日以降、7試合でいまだ勝利がない。

　大幅な戦力低下にも、平田2軍監督はかねて「ファームの方は何とでもやりくりできる。逆に若い子、高校生（高卒）の藤田とか、遠藤とか、井上、（育成の）小野寺はどんどん出られるチャンスが出てきた。大変というのはない」と話していた。しかし、この日出場した新人野手4選手はいずれも無安打に終わり、アピールとはならなかった。