龍谷大平安 5年ぶり頂点!野手全員14安打で強豪対決制す

[ 2020年10月4日 16:12 ]

令和2年度秋季京都府高等学校野球大会 決勝   龍谷大平安6―2乙訓 ( 2020年10月4日    わかさスタジアム京都 )

<龍谷大平安・乙訓>5年ぶりの秋季大会優勝を決め、ベンチから飛び出す龍谷大平安ナイン
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 龍谷大平安が府内屈指の強豪対決に勝利し、2015年以来5年ぶりの優勝を飾った。初回に1点を先制されながらも、すぐさま2回に同点に追いつくと、3回以降も加点を続け、追いすがる乙訓を振り払った。投手を除く代打を含めた野手全員が安打を記録。14安打で6得点を奪い、5年ぶりの頂点に立った原田英彦監督は「夏はあまり練習試合を組めなかったが、こうして勝ち切れた。試合を通じて選手たちの成長が感じられた」と目を細めた。

 今夏は新型コロナウイルスの影響で夏の選手権大会が中止。代替大会として実施された「令和2年度夏季京都府高等学校野球ブロック大会」には3年生のみで挑んだこと、さらにコロナ禍で夏休みが短縮されたことで、例年よりチーム作りに遅れが生じた。それでも短い夏休み期間を利用して大阪の学校を中心に6校と練習試合を組み、「芯となる投手がいないから、打って勝たなあかんぞと言ってきた」と原田監督。打撃強化を図って臨んだ大一番で有言実行してみせた。

 2年ぶりの近畿大会は京都のチャンピオンとしての出場が決まった。この日は「3番・遊撃」で出場し2安打を記録した吉田元主将(2年)は「京都で1番になろうと言ってきたので達成できてよかった。まだ課題もあるのでしっかりと克服して近畿大会に向かいたい」と力強く話した。

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2020年10月4日のニュース