オリックス 球団23年ぶり17残塁の拙攻 中嶋監督代行もオリ姫もため息まじり

[ 2020年10月4日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス3-5楽天 ( 2020年10月3日    京セラドーム )

<オ・楽(17)>レフトスタンドのに設置されたBsオリ姫のボード文字(撮影・井垣 忠夫)
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 女性を喜ばせるために、力が入りすぎてもいけない。今年最初の「オリ姫デー」。桜デザインのユニホーム配布で華やかなスタンドと対照的に、9回では23年ぶりとなる17残塁の拙攻に不快指数は100%を超えていた。

 「チャンスに一本出ない?そこが課題ですよね」。中嶋監督代行からも、ため息しか出てこない。14安打を放ち、毎回走者を出しながら、肝心の得点機で快音が出ない。打てば、間違いなく黄色い歓声を集める4度の満塁で、一人も還せない…。乙女のヒーローは、最後まで現れず、15年から始まった同イベント6連敗(1分けを挟む)となった。

 先発の張奕(チョウヤク)がわずか17球で危険球退場した波乱のスタート。中継ぎ陣も踏ん張れず、カード連続勝ち越しは5で止まった。「(張奕は)完全に予期せぬこと。初回はきついですね」。渋面で振り返った指揮官は、ドラフト1位ルーキーの宮城を立てる、4日の第3戦に目を向けた。

 「新人が投げるし、打ってくれる…でしょう。頼む!」。プロ初勝利をアシストし、女性のハートをわしづかみにする一本は果たして――。 (堀田 和昭)

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2020年10月4日のニュース