来秋ドラフト候補の智弁和歌山・徳丸が大暴れ2発3打点 高校通算30号到達

[ 2020年10月4日 17:19 ]

令和2年度 秋季近畿地区高等学校野球大会 県二次予選 3位決定戦   智弁和歌山10―4向陽 ( 2020年10月4日    紀三井寺 )

<向陽・智弁和歌山>5回先頭で高校通算30号ソロを放つ智弁和歌山・徳丸天晴
Photo By スポニチ

 来秋ドラフト候補の智弁和歌山・徳丸天晴外野手(てんせい=2年)が「4番・右翼」で出場し、2本塁打を含む5打数2安打3打点を記録。高校通算本塁を30本に伸ばし、5年連続25回目の秋季近近畿大会出場に貢献した。

 「とにかくチームのために何か1本出せればと思って打席に入りました」

 確信の一発だった。1―0の初回1死二塁で迎えた第1打席。相手先発・田中の3球目を完璧に捉えた。高々と舞い上がった打球は左中間スタンドに着弾する高校通算29号の2ランとなった。「振ったあとに打席で残って走り出す形が自分の中で一番、理想的。理想の形ができた」と好感触の一発を振り返った。

 勢いは止まらない。6―0の5回。先頭で打席に立つと2球目のスライダーを左中間スタンドへ運び、自身公式戦初となる1試合2本塁打を記録した。

 前日3日の準決勝・市和歌山戦(紀三井寺)では4打数1安打。同じく来秋ドラフト候補でもある相手の4番・松川は3打数2安打で4打点を叩き出した。「昨日は4番の差を感じた。それは自分の力不足かなと思いました」。悔しさをバネにした形だが、中谷仁監督(41)の求めるところは高い。「大きいの(長打)が武器であることは間違いないですけれども、4番としての走者を還すというところで、もう少し粘りが欲しいかな」とさらなる奮起を期待された。

 徳丸は近畿大会へ向けて「(県大会)3位として出るので、下からやるしかないと思っている。自分たちのやることをしっかりやって、上を目指してやっていきたいです」と意気込んだ。

続きを表示

2020年10月4日のニュース