【石川】小松大谷5年ぶり決勝進出 西野監督、星稜との決勝へ「しっかり力を発揮させてあげたい」

[ 2019年7月27日 18:44 ]

第101回全国高校野球選手権 石川大会準決勝   小松大谷10―3津幡 ( 2019年7月27日    石川県立 )

<石川大会 津幡・小松大谷>決勝へとコマを進めた小松大谷ナイン (撮影・平嶋 理子)
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 リベンジの舞台は整った。小松大谷が14安打10得点の猛攻で勝利を収め、星稜との決勝戦にコマを進めた。

 2014年以来、5年ぶりとなる決勝戦。5年前も相手は星稜だった。8―0で迎えた9回にまさかの大量9失点で逆転負け。目前に見えていた甲子園への道が無残な形で断たれたことは記憶に新しい。溜田幸士朗主将(3年)は「言い方がいいか分からないですが、先輩が作ってくれた財産だと思っています」と言う。兵庫県加古川市出身。当時は中学生で試合は生で見たことはない。だが練習見学の際に甲子園出場にかける先輩や野球部としての「熱」を感じ、進学を決めた。相手には今秋ドラフト上位候補の奥川がいるが、臆することはない。「先輩の分まで思いを背負って戦いたい。大部分の人は星稜が強いと思っている。ギャフンと言わせるために向かっていくと新チームからやってきた」と意気込みを語った。

 西野貴裕監督は自然体で34年ぶり2度目の出場に挑む。「あの試合を勉強材料にして練習してきた。ただ当時の子には思いがあるけど、今の子には関係ない。しっかり力を発揮させてあげたい」と冷静に話す。15年の準々決勝で4―3で勝ったが、それ以降は公式戦5連敗。新たな歴史を作るため、一丸で優勝候補に挑む。

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2019年7月27日のニュース