阪神・ソラーテ初安打がV弾「信じられない気持ち」デビュー戦アーチはブラゼル以来

[ 2019年7月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4―2巨人 ( 2019年7月26日    東京D )

7回2死一塁、ソラーテは左越えに2ランを放つ(撮影・坂田 高浩)
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 救世主が降臨した。阪神の新外国人、ヤンハービス・ソラーテ内野手(32=マーリンズ傘下)が26日、来日初出場でいきなり決勝弾を放った。2―2の7回2死一塁、田口のスライダーを強振。特大の1号2ランは、阪神の外国人選手では09年ブラゼル以来のデビュー戦アーチとなった。明るい性格で早くもチームに溶け込み、ムードメーカーの素質十分。2連敗中だった重い空気を一気に吹き飛ばした。

 ひと振りで見る者をしびれさせた。ソラーテの「セクシータイム」は同点の7回にやってきた。2死一塁の第4打席。田口のスライダーをこん身の力で振り抜いた。高々と舞い上がった白球は、左翼スタンド上方の2階バルコニー席へ飛び込む推定130メートル弾。球団助っ人史上初のデビュー戦「G倒V弾」。セクシー過ぎるお目見えで、一気に虎党のハートをわしづかみにした。

 「信じられない気持ちだよ。まるで自分の母国で応援されているかのような大歓声の中でできたのは本当に幸せ。このようなたくさんのファンの方々がいてくれるおかげで、自分の100%を出せたかなと思う」

 ニックネーム通り、一つ一つの動きが絵になった。完璧な本塁打でも全力疾走を見せたかと思うと、三塁ベースを回ったところで右手を突き上げながら大ジャンプ。ベンチで満面の笑みの矢野監督やナインに祝福を受け、即席ダンスで喜びを爆発させた。

 「ホームランを打った後にそういうことをするのが、野球に対するリスペクトだと思うし、自分の子どもたちのためという意味もあるんだ」

 まさに強行出場だった。21日夜に来日したばかり。24日の2軍練習試合(対BC福井、富山選抜)が今月1日以来、約3週間ぶりの実戦だった。当初はこの日も2軍戦に出場予定だったものの、25日のDeNA戦で1軍が今永に完封負けを喫した貧打を受け、緊急昇格した。助っ人には珍しい「2番・遊撃」で先発。阪神外国人では07年シーツ以来という遊撃手での先発は本職ではなかったが、3回の若林の三遊間へのゴロを好捕するなど、無難な動きを披露。8回からは二塁にも回り、いきなりフル出場してみせた。

 矢野監督は「ひと振りで決めてくれるというのは本当に理想的」と絶賛。沈滞していた空気を変える一発に「結果も変えてくれましたけどムードも持った選手だと思う。タイガースファンもすごく大好きな雰囲気も持ってそうなのでね」と目を細めた。きょう27日については「あしたはレフトで」と明言し、万能助っ人をいきなりフル活用する考えだ。

 猛虎では09年ブラゼル以来の日本デビュー戦本塁打は、まだ「救世主伝説」の始まり。底抜けに陽気な新助っ人からは、何かをやってくれそうな臭いがプンプン漂っている。(山添 晴治)

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