DeNA、筒香V弾で巨人と4・5差!主砲好調で猛チャージ 引き分け挟んで6連勝

[ 2019年7月27日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA2―1中日 ( 2019年7月26日    ナゴヤD )

3回2死二塁、筒香は先制となる右中間2ランホームランを放つ(撮影・椎名 航)
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 猛チャージの主役だ。DeNA・筒香嘉智外野手(27)が26日の中日戦で3回、決勝本塁打となる18号2ランを放った。後半戦から2番に起用されている主砲の新打順初アーチで、球宴後の全11試合で安打。チームも後半戦8勝2敗1分けと絶好調の後押しをしている。首位・巨人が阪神に敗れたことで、DeNAは最大10・5ゲーム差から4・5ゲーム差まで迫った。

 勢いが止まらない。1分けを挟んだ連勝は今季最長を更新する6まで伸び、巨人とのゲーム差は4・5。遠かった背中が、ハッキリと見え始めた。それでもラミレス監督は表情を引き締めた。  「ほかのチームがどういう結果かは気にしない。6連勝しても楽になっているわけではない。一日一日しっかりプレーして、勝ちにいくことだけに集中したい」

 白星は、筒香のバットが呼び込んだ。0―0の3回2死二塁。横浜高の後輩・柳の内角直球をかち上げた。打球は広いナゴヤドームの右中間席最前列へ。これが決勝弾となり「少し詰まった感じはありましたが、強いスイングで打つことができた」とうなずいた。7月6日巨人戦以来、実に15試合ぶりの一発も「全く気にしていなかった。あまり本塁打を打ちにいっていなかった」という。人生初の2番に入った後半戦初戦から、11戦連続安打。好調をキープしてチームを支えていた主砲にとって、2番では初のアーチとなった。  

 夏真っ盛り。やはり日本の主砲は子供たちのヒーローだ。20日の中日戦。自身が所属していた少年野球チーム「堺ビッグボーイズ」の小学1~6年の選手たちとその親、合わせて約50人を横浜スタジアムに招待した。昨年から2回目となった夏休みのイベント。筒香は球場入り前にランチ会にサプライズ登場して質問に答えた。「どうしたら本塁打を打てますか?」などと目を輝かせる姿に力をもらった。20日の試合ではアーチこそなかったが、安打を放って視線をくぎ付けにしていた。

 指揮官は「近いうちに4番に戻る。筒香は横浜DeNAベイスターズの4番打者だ」と明言。高い出塁率を生かすために2番に座っているが、定位置に座る日も近い。最高潮のムードで、27日は松坂に立ち向かう。筒香は「みんなが憧れる横浜高の大先輩。ファンの方が見てワクワクするプレーができたらいい」と胸を高鳴らせた。後輩撃ちの次は先輩撃ち。DeNAの熱い夏は、ここから本番を迎える。 (町田 利衣)

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2019年7月27日のニュース