【大阪】夏連覇消える…大阪桐蔭延長14回サヨナラ負け 中田は渾身の200球「全てを出し切った」

[ 2019年7月27日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 大阪大会準々決勝   大阪桐蔭3―4金光大阪 ( 2019年7月26日    シティ信金スタ )

<金光大阪・大阪桐蔭>延長14回、タイブレークの末、サヨナラ負けし涙する大阪桐蔭ナイン(撮影・亀井 直樹)
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 大阪桐蔭の短すぎる夏が終わった。タイブレークに突入し、2点を勝ち越して迎えた延長14回。無死満塁から死球、四球で同点とされ、1死満塁から最後はサヨナラスクイズを決められた。

 夏の大阪大会では16年の3回戦・関大北陽戦以来となる敗戦。西谷浩一監督は「みんなの頑張りを勝ちに導くことができず、申し訳なく思っています」と険しい表情で責任を口にした。

 7回に先制したが、9回に同点とされた。10回無死一、三塁の好機をつぶし、流れは相手に傾いた。13回1/3を7安打4失点で200球を投げ抜いた中田は「自分たちの全てを出し切った形です」と大粒の涙を流した。

 春夏連覇を果たした昨チームから残るメンバーは主将の中野と副主将の宮本の2人。根尾(中日)、藤原(ロッテ)を擁した昨年と比較される中、主将を中心に「日本一の意地」を合言葉に進んできたが、甲子園は遠かった。中野主将は「勝ち切れないのは自分たちの弱さ。悔しい」と唇をかんだ。春夏連覇校が翌年、春夏通じて甲子園出場を逃すのは11年の興南以来となった。 (櫻井 克也)

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2019年7月27日のニュース