オリックス・山本 完封目前で「悔しい思い」も首位相手に無四球快投「もっともっと勝ってAクラスに」

[ 2019年7月27日 22:01 ]

パ・リーグ   オリックス5―3ソフトバンク ( 2019年7月27日    ヤフオクD )

<ソ・オ>先発の山本と勝利のタッチをする西村監督(撮影・中村達也)
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 オリックス・山本は9回2死からデスパイネに右越え3ランを浴びて完封を逃したが、9回途中5安打3失点、無四球の快投で今季5勝目。試合後は「悔しい思いが最後残ったんですけど、勝ち切れてよかった」と控えめな笑みを浮かべた。

 初回、先頭の牧原を154キロの直球で空振り三振に斬ると、明石は二ゴロ、今宮は中飛に抑えて三者凡退。ソフトバンク打線を緩急で翻弄し、5回2死まで完全投球を披露した。この日は中日からの移籍組のモヤ、松井佑がアベック弾を放つなど自己最多となる5点の援護にも恵まれ、「先に点取ってもらえたのでしっかり気を引き締めてマウンドに上がった。楽な気持ちで思い切って投げることができた。どんどん打ち取っていけたのが長いイニングを投げることにつながった」と振り返った。

 5回2死から上林と内川に連打を許したが、後続を断って無失点。6~8回もスコアボードにゼロを並べたが、9回2死から明石、代打・釜元の連打で二、三塁のピンチを招き、続くデスパイネに2球目の速球を右翼スタンドへ運ばれた。あとアウト1つで自身2度目の完封を逃し、無念の降板。それでもリリーフのディクソンが松田宣を見逃し三振に斬り、リードを守り切った。

 これでチームは後半戦初の連勝。ソフトバンク相手には今季初のカード勝ち越しとなった。山本は「シーズン始まってから6位なので、もっともっと勝ってAクラスに入りたいと思います」と目標を掲げ、「連勝したので、明日は竹安さんがしっかり投げて勝ってくれると思うので、そのいい流れで来週も勝てるように頑張ります」と敵地に駆け付けたファンに勝利を誓っていた。

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2019年7月27日のニュース