日本ハム中田、スタメン復帰で2ラン 栗山監督の期待に応えた

[ 2019年7月27日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム12―7西武 ( 2019年7月26日    メットライフD )

2回1死二塁、2ランを放つ中田(撮影・尾崎 有希)
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 日本ハムは26日、西武戦で打線が14安打で12点を奪い3連勝。貯金を今季最多の9とした。スタメン復帰した中田翔内野手(30)が2回に22号2ラン。7点リードを追いつかれた直後の6回は渡辺諒内野手(24)が決勝三塁打を放った。昨年4月、今年5月と繰り返した8点差逆転負けの悪夢をかき消し、首位のソフトバンクに1・5ゲーム差に迫った。

 勝利のハイタッチにも自然と力が入った。一時は7点リードを追いつかれる苦しい展開も、打線が再び奮起して勝利。栗山監督の言葉にも熱がこもった。

 「みんなで何とかしようとする感じがあって、よくつないでくれた。いい投手であっても点を取られる時期。つないでいくしかない」

 初回に西川、大田の連続二塁打で幸先よく1点を先取。2回は栗山監督が「今日は(中田)翔で勝ちにいくしかない」と期待を寄せていた4番が左翼席に22号2ランを放つなど、打者9人の猛攻で一挙6点を奪った。中田は23日のオリックス戦の一塁守備で三塁・横尾の悪送球が右ふくらはぎに当たった影響もあり、翌24日の同戦は欠場。患部は万全ではないものの、2試合ぶりにスタメンに復帰した主将は「自分のやるべきことをやるだけ」と表情を引き締めた。

 2、3回に1点ずつ返され、5点リードの5回に公文ら救援陣の乱調で一気に同点とされたが、今度は成長著しい24歳がチームを救う。6回2死満塁で渡辺が中越えに決勝の3点三塁打。平井が初球に投じた外角スライダーをミートし「スライダーで打ち取られていることが多かったので、スライダーが来ると思った」と胸を張った。

 「またか…」。そう思った選手、ファンは少なくなかったはずだ。メットライフドームは昨年4月18日に8回表終了時に8―0とリードしながら残り2イニングで9失点し、歴史的な大逆転負けを喫した球場。場所は違うが、今年5月15日の楽天生命パーク宮城での楽天戦も8点差から逆転負けを喫している。7―7とされた直後の6回攻撃も簡単に2死。だが、そこから大田、近藤が連打で出塁し、中田も四球を選び渡辺の決勝打を演出した。猛追する相手を一丸で突き放し、勝利を手にした。

 チームは3連勝で後半戦に入って8勝1敗。今月10日には7ゲーム差あった首位・ソフトバンクに1・5差に迫った。「(右ふくらはぎは)肉離れの可能性もあったし、今も痛みはある。治療しながらやっていく」と中田。主将を中心にまとまるチームには、「大逆転負け」の空気を押し返す力と勢いがある。(山田 忠範)

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