DeNA 頼れる4番ロペスが「サミシイ…」とつぶやいたワケ

[ 2019年7月27日 10:00 ]

ナインとハイタッチをかわすロペス(撮影・大森 寛明)
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 後半戦8勝中、6度の勝利打点。DeNAの好調の要因の一つに、ホセ・ロペス内野手の存在を挙げてもいいだろう。4番に座って11試合。勝負強い打撃が光る。

 そんな頼れる男が、23日の阪神戦(甲子園)前に「サミシイ…」とつぶやいた。22日に、5月中旬から来日していた家族がベネズエラに帰国。愛妻と2人の子どもと離ればなれになった。

 しかし、家族はきっと日本を発つ際、寂しい気持ちとともに、誇らしい気持ちを持っていたことだろう。21日の中日戦(横浜)。ホセ・ロペスJr.くんの13歳の誕生日だったこの日、ロペスは満塁本塁打の祝砲をあげた。「一生忘れられない本塁打」と目に涙を浮かべ。感慨に浸っていた。2人で上がったお立ち台でも、ロペスは涙をこらえるのに必死だった。普段は家族の写真がプリントされたペンダントを身に付け、「いつも家族が支えてくれる」と感謝の思いは尽きない。

 家族の大切さを知るからこそ、心温まる気遣いも見せた。6月、家族ぐるみで仲の良いヤクルト・バレンティンに大きな紙袋を渡した。中に入っていたのは、生地を折りたたんで具を包みつくるエンパナーダなどの家庭料理。バレンティンの夫人が第2子出産のため日本を離れていると知り、故郷の味を差し入れたのだ。「凄くありがたい。チャモ(ロペスの愛称)は僕らの兄貴」とバレンティン。異国の地で働く中で、こんな存在がいたら心強い。

 チーム最年長の35歳。頼れるパパ、そして頼れる兄貴分として、残り試合も駆け抜ける。(記者コラム・町田 利衣)

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