阪神 4日ぶりに借金 矢野監督「あと1本というところがね…そういうところで負けた試合」

[ 2019年7月10日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―1巨人 ( 2019年7月9日    甲子園 )

ベンチの矢野監督(右)(撮影・大森 寛明)  
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 阪神は9日の巨人戦で0―1で敗れ、4日ぶりに借金を抱えた。2試合続けて安打数で上回りながら連夜の1点差惜敗。投手陣を中心に必死に守った一方、好機で決定打を欠いて零敗は9度目を数えた。巨人からは今季最大の8・5ゲーム差。きょう10日の前半戦最終戦で勝率5割へ戻し、後半戦へ望みをつなぎたい。

 連夜の1点差での惜敗。勝負は紙一重の差で分かれ、首位の巨人の背中は今季最大の8・5ゲーム差まで遠のいた。1、2位の直接対決だった伝統の一戦でありながら本拠地に空席が生まれた光景が厳しい現状を物語っていた。

 「あと1本というところがね…。そういうところで負けたという試合。打線が、どう点を取るか」

 またも宿敵に敗れた矢野監督の歯切れも悪い。課題を再び露呈するように何度も得点機はあった。序盤の好機は3回だ。1死から坂本、ガルシアの連打でつないで一、二塁。期待された近本、糸原のバットはともにチェンジアップに空を切った。続く4回には1死一塁からマルテの三直で一塁走者の大山が飛び出して痛恨の併殺。記録に表れないミスも重苦しいムードに拍車をかけた。
 「気持ちは買うけど、もっと冷静に考えてくれれば…。微々たる差なんだけどね。その微差をどう埋めるか。何とか早い回に得点したかった」

 清水ヘッドコーチも歯がゆさをあらわにして苦しい胸の内を明かした。そして、最大の好機は6回だ。2死満塁でマルテが初球の甘い速球を打ち損じて遊ゴロに倒れた。12安打3得点で16残塁を数えた初戦に続いて巨人を上回る7安打を記録しながら本塁が遠い。9回には好守連発で1点差を保っても攻撃にはつながらず、矢野監督は唇をかんだ。

 「チャンスメークまでは行くんだけど…。みんなそう(打とうと)思ってくれているし、打線は水物とは言うけど。いつも言うけど、俺らが上に行くためにはどう点を取るかというところがチームとしての課題やと思う」

 零敗は2日のDeNA戦以来、9度目。4日ぶりに借金を抱え、巨人に再び貯金独占を許した。残り60試合で大きな差を埋めなければ悲願には届かない。「明日、何とか勝って、後半につなげられるようにするしかない」。きょう10日の前半戦最終戦へ矢野監督は必勝を期した。勝率5割ターンを死守し、希望の灯をともしたい。
(山本 浩之)

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