マー君 日本人初の球宴勝利投手!初登板で1回1安打無失点「あっという間に終わった」

[ 2019年7月10日 12:04 ]

オールスター   ア・リーグ4―3ナ・リーグ ( 2019年7月9日    クリーブランド )

オールスター戦に登板したヤンキース・田中将大(AP)
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 ヤンキース・田中将大投手(30)は9日(日本時間10日)、オールスター戦(クリーブランド)に初登板を果たした。ア・リーグの2番手として2回から登板し、1イニングを打者4人で1安打無失点、1三振。試合はア・リーグが4―3でナ・リーグに勝ち、田中は日本人選手で初めてオールスター戦の勝利投手になった。ヤンキースの投手としては1948年のビック・ラスキ以来71年ぶりの勝利投手。

 「とりあえずホッとしています。2回から投げなければいけなかったので、すぐ準備して、あまり雰囲気に浸る時間もなく、あっという間に終わったなという感じでしたね」

 先頭は今季打率・336、30本塁打、71打点と絶好調の4番ベリンジャー(ドジャース)。落差のある自慢のスプリットで空振り三振に斬った。

 続く5番は打率・312、20本塁打、67打点のアレナド(ロッキーズ)。外角高めの92マイル(約148キロ)で押し込み中飛とした。

 6番ベル(パイレーツ)は打率・302、27本塁打、84打点と強打で売り出し中のスイッチヒッター。スプリットで二ゴロに打ち取ったかに見えたが、チャレンジの結果、判定が覆り二塁内野安打で出塁を許した。

 7番コントレラス(カブス)は打率・286、18本塁打、52打点で、外野や一塁も守る二刀流捕手。スライダーを強烈なピッチャー返しとされたが、巧みなフィールディングでさばき投ゴロとして、夢舞台のマウンドを無失点で終えた。

 「凄い顔ぶれと当たったので。対戦のない打者でしたけど、自分のボールを投げられて、抑えられたかなと思います」と田中。後半戦へ向けて「いいきっかけとしたい」と位置付けていた球宴で、結果も内容もそろった登板となり、大きな弾みとなりそうだ。

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2019年7月10日のニュース