【兵庫】“ノーシード”報徳学園、順調に第一歩 大角監督「いいチームになってきた」

[ 2019年7月10日 13:02 ]

第101回全国高校野球選手権 兵庫大会1回戦   報徳学園11―0篠山産(5回コールド) ( 2019年7月10日    姫路 )

力投する報徳学園先発・林
Photo By スポニチ

 2年連続16回目の出場を目指す報徳学園が順調に一歩目を踏み出した。15安打で11得点を挙げ、投げては先発・林直人投手(3年)が4回5安打無失点、7三振の好投。大角健二監督(39)は「これだけ打てたことよりバント、走塁と自分たちのやるべきことがキッチリとできた。そこが評価できる」と振り返った。

 昨秋近畿大会では準々決勝で明石商(兵庫)に敗れ、ボーダーライン上ながら選抜大会出場を逃した。出直しを期した今春は地区予選で市尼崎に敗れ、兵庫大会にも出場できなかった。4本塁打を浴びるなど、本来の投球ができなかった林は「気持ちで負けていた。完全な力負け。悔しいより前に、恥ずかしかった」と唇をかむ。敗戦後、部員は大号泣。悔しさを胸に、ノーシードで臨む夏の大会に照準を合わせてきた。

 指揮官は「チームがストレスを抱えていて、練習試合もうまく行っていなかった。それを乗り越え、6月中旬以降からいいチームになってきた。秋から春の悔しさを夏にぶつけて欲しい」と表情を引き締める。今春選抜大会4強の明石商、春の近畿大会準優勝の神戸国際大付など強豪ひしめく兵庫大会。一丸で聖地を目指す。

続きを表示

野球の2019年7月10日のニュース