マー君 9月3戦3勝!防御率は驚異0.43 WCG先発あるぞ「選ばれるのは光栄」

[ 2018年9月16日 05:30 ]

ア・リーグ   ヤンキース11―0ブルージェイズ ( 2018年9月14日    ニューヨーク )

<ヤンキース・ブルージェイズ>6回を無失点で12勝目を挙げた田中(AP)
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 ヤンキースの田中将大投手(29)は14日(日本時間15日)、ブルージェイズ戦に先発し、6回4安打無失点で12勝目。3連勝で連続無失点イニングを20に伸ばした。メジャー通算で64勝目。楽天時代の同僚で、マリナーズを今季限りで退団する岩隈久志投手(37)を抜き、日本投手では単独3位に浮上した。さらにルーキーイヤーから5年連続で12勝を挙げ、球団によると1950年以降では史上5人目となった。

 修正力。これこそが、田中の特長であり、勝てる秘けつだ。試合後、こう振り返った。

 「全体的にこれといって良かったというボールは正直なくて、試合の中で修正を重ねながら投げた。そういう点では失点せずに投げられたのは良かった」

 制球力。これも田中の大きな武器だ。打者24人のうち、20人に初球ストライク。6回90球でストライクは64球だ。ストライク率は71%に達し、三塁を踏ませずにテンポよく打ち取った。5回1死一、二塁では1番マキニー、2番グリエルを宝刀スプリットで連続三振。大量リードにも「集中力を切らさず、球をしっかりコントロールしながら点を許さなかったことは凄く大きなこと」とうなずいた。9月1日タイガース戦から始まった連続無失点イニングは20。メジャーでの自己最多にあと1回1/3に迫った。

 ルーキーイヤーから5年連続の12勝は史上5人目の快挙。サイ・ヤング賞3度のトム・シーバーら名投手たちに肩を並べた。さらに通算64勝は岩隈を抜き、日本投手では単独3位。「(勝ち星は)一気に2つ3つ増えるわけではない。コツコツやってこられたなと」と充実感に浸った。

 くしくも、岩隈は楽天時代の先輩。入団した07年からその背中を追い続け、エースの座も競い合った。その先輩から2年遅れて海を渡り、初めて投げ合った16年には2度勝ったこともある。岩隈は今季限りでマリナーズを退団し、日本復帰も視野に入れている。「そういう(投げ合う)機会がなくなると思うと残念、寂しいっていう言葉が当てはまるかは分からないですけど…」。そう複雑な表情を浮かべつつ「(復帰先が)日本になったら日本のファンも喜ぶと思うし、マウンドに立っている姿を僕も見たい」とエールを送った。

 ワイルドカードでのプレーオフ進出が濃厚。一発勝負のワイルドカードゲームで誰が先発に抜てきされるか、話題が熱を帯びてきた。「自分で決めることじゃない」と話した上で、こう続けた。「シーズンを左右する1ゲームに選ばれるのは光栄だし、投げたいっていうのはピッチャーはみんな思うこと」。9月は3戦3勝で、防御率は驚異の0・43。「岩隈超え」を果たし、絶好調の右腕に大役が回る可能性は高い。(ニューヨーク・杉浦 大介通信員)

 ≪最長はペティットの9年連続≫デビューから12勝以上の最長記録はペティットの9年連続。シーバーが7年、エカーズリーが6年、グッデンが5年と続く。シーバー、エカーズリーの2投手は米野球殿堂入りを果たした。

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