ドラ1候補の根尾&藤原でも初戦2発なし 大阪桐蔭に1年生の新大砲 西野2発7打点

[ 2018年9月16日 05:30 ]

秋季高校野球大阪大会1回戦   大阪桐蔭17―0堺工科(5回コールド) ( 2018年9月15日    豊中ローズ )

3回に左翼へ満塁弾を放つ大阪桐蔭の西野
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 今夏の甲子園大会で史上初2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭が15日、秋季大阪大会1回戦で堺工科を17―0の5回コールドで圧倒した。「3番・一塁」で公式戦初出場を果たした西野力矢内野手(1年)が左翼への満塁弾を含む2本塁打7打点と活躍。いずれも史上初となる選抜大会3連覇と3季連続の甲子園大会優勝へ、新しい力が加わった。

 高校野球発祥の地、豊中に新たなヒーローが現れた。1年生の西野だ。見せ場は無死満塁で迎えた3回の第2打席。初球の直球をフルスイングで仕留めた。鋭い金属音を残した打球は、左翼の防球ネット上部を直撃。特大の満塁弾で相手の戦意をそぎ落とした。

 「思いきり打ったら、入ってくれたのでうれしかったです。自分の持ち味は遠くへ飛ばすことです」

 まだあどけない表情の16歳はぎこちなく笑った。大事な新チームの初戦。記念すべき一戦で公式戦チーム初本塁打を放ったのも西野だった。初回1死一塁。2球目の内角直球を振り抜き、左翼へ先制の2ランを放り込んだ。2打席連発に加え、3回には大飛球の中犠飛。公式戦デビュー戦で7打点の離れ業を演じた。

 今夏の甲子園大会で旧チームは史上初2度目の春夏連覇を成し遂げた。ベンチ入りこそかなわなかったが、西野はボールボーイとして先輩の快挙を間近で見届けた一人だ。「先輩方の(相手を)圧倒する野球はすごかったです」。今秋ドラフト1位候補の根尾や藤原でさえ、昨秋の新チーム初戦で2本の本塁打は打っていない。底知れないスケールを感じさせる逸材だ。

 「技術的にまだ足りませんが、1年生なのでガムシャラに思いきってやるだけです」

 身長は1メートル80で、入学時の体重は98キロ。厳しい練習に耐え、今は12キロ減の86キロまで絞り込んだ。和歌山県紀の川市出身で、中学時代は南大阪ベースボールクラブに在籍。通算35本塁打を放った右の長距離砲に西谷浩一監督も大きな期待を寄せる。「いいものを持っているし、このチームで軸を打ってほしい」。史上初の選抜大会3連覇、甲子園大会3季連続優勝へ――。頼もしい男が加わった。(吉仲 博幸)

 ≪春夏連覇の翌年選抜≫甲子園大会で春夏連覇を達成したのは過去に作新学院、中京商(中京大中京)、箕島、PL学園、横浜、興南、大阪桐蔭の7校。その翌年の選抜大会に出場したのは99年の横浜(1回戦敗退)と13年の大阪桐蔭(3回戦敗退)の2校のみ。

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