阪神20点爆勝の主役は大山!1回2発含む3アーチ 藤浪復帰投に「同い年の僕が助けてあげたいなと」

[ 2018年9月16日 19:22 ]

セ・リーグ   阪神20―4DeNA ( 2018年9月16日    横浜 )

<D・神>勝利のタッチをかわす大山(手前)ら阪神ナイン(撮影・坂田 高浩)
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 阪神の大山悠輔内野手(23)が16日、横浜スタジアムで行われたDeNA戦で1イニング2発を含む3本塁打を放ち、6打数6安打7打点の大活躍。チームの20点爆勝の主役を演じた。

 「3番・三塁」で先発出場。2―2で迎えた3回、1死走者なしで入った第2打席でDeNA先発の左腕・今永が投じた初球の外角直球を左翼スタンドへ運ぶと、打者一巡で9―2と大量リードで迎えたこの回2打席目となる第3打席では2番手の左腕・田中健が投じた1ボールからの2球目、真ん中シュートを再び左翼スタンドへ叩き込んだ。

 7号ソロに続いて8号2ランを放った大山は初回には先制の左前適時打を放っており、3回で早くも3打数3安打4打点の猛打賞。1イニング2本塁打は2016年5月7日の巨人戦(東京D)で中日・ビシエドが記録して以来2年ぶりで、通算20人目、22度目の快挙となった。

 だが、これで終わりではなかった。5回には4番手の左腕・石田から左前打、8回には5番手の右腕・三嶋から中前打を放つと、打者一巡で再び回ってきたこの回2度目の第6打席では6番手の左腕・砂田が投じた2ボールからの3球目スライダーをこの日3度目の左翼スタンドへ、今度は上段に9号3ラン。実に6打数6安打7打点と超のつく大活躍で、個人の1試合6安打は2003年7月27日のオリックス戦で城島(ダイエー)が記録して以来15年ぶり、1リーグ時代を含めて史上9人目の快挙となった。

 この日は、同学年の藤浪晋太郎投手(24)が、初回1死しか取れず5失点で降板した7月26日の広島戦(甲子園)以来52日ぶりの1軍登板。「先取点が大事だと思った。同級生の晋太郎が先発でしたし、何とか同い年の僕が助けてあげたいなと思って」と初回の先制打を振り返った大山は3回の1イニング2発については「手応えは良かったです」と満面笑み。山内、カークランド、掛布、ブラゼルに並び球団史上5人目の1イニング2発について感想を聞かれると「もっと打てるように頑張ります」とはにかんだ。

 左翼スタンド上段に叩き込んだ8回の3発目については「はい、良かったです」と一言。1試合で6安打の荒稼ぎとなったが、「勝ったことが一番なので、まずはそこを喜びたいと思います」と浮かれることなく「この流れに乗って勝てるように頑張りたいと思います」と3連敗で最下位転落からのクライマックスシリーズ(CS)進出へ意欲を見せた。

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