8年ぶりVへ首位快走中 阪神・矢野2軍監督が掲げる「超積極野球」

[ 2018年9月16日 15:00 ]

選手にゲキを飛ばす阪神の矢野2軍監督
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 阪神はクライマックス・シリーズ進出に向けて負けられない戦いが続いている一方、2軍も負けられない状況が続いている。

 9月15日時点で66勝37敗7分け。ウエスタン・リーグの首位を走っており、若虎は8年ぶりの優勝が見えてきた。2位のソフトバンクも3ゲーム差でピタリとくっついているため、優勝争いはもつれれているが、若虎の勇姿を見ようと鳴尾浜球場には連日大勢の虎党が声援を送っている。

 今季は矢野2軍監督のもと「超積極野球」をテーマにしてきた。同監督は「俺らは1軍に行くための選手じゃなくて上で活躍出来るようにサポートしていく立場にある。その中でもレベルアップという部分で自分から何かをやるというのが大事。指示を待ってやろうとすると出来ないこともあるから。若手だけではなくて中堅の選手も積極的に声を出したり、雰囲気良くやってくれているのはうれしい」と手応えを感じている。

 12日のオリックス戦ではチーム盗塁数を158に伸ばし、同リーグのチーム盗塁数新記録をマークするなど走塁は超積極野球の象徴となっている。ソフトバンクの小川2軍監督も「今年の阪神はよく走るし、どんどん来るからすごいね」と感心するほどだ。盗塁だけではない。凡打であっても一塁への全力疾走を徹底している。また、ファーストストライクからバットを出していくなど、記録には残らない部分でも積極的なプレーを見せている。

 ファンサービスにも新しい取り組みをしてきた。本拠地で勝利を収めた後には選手自らマイクを握り、ファンに向けてスピーチをする。ヒーローインタビューと違うのは思っていることを選手自身で発信するということだ。「選手自身が考えて話をすることで、お客さんも喜んでくれる。こういう経験すると1軍を目指す力にも変わる」と矢野2軍監督。

 優勝へ向けて結果に注目が集まるが、「プロセス」が充実しているからこそ好成績が残せていることが実感できる。公式戦は残り6試合。最後まで攻めのスタイルを貫き、虎党に笑顔をもたらす。(阪神担当・長谷川 凡記)

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