ロサリオ来日初満弾 バース氏金言体現“真ん中はセンター、外角はライト”

[ 2018年8月8日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7―4巨人 ( 2018年8月7日    東京D )

<巨・神>初回1死、ロサリオが中越えに満塁弾を放つ(撮影・岩崎 哲也)
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 阪神のウィリン・ロサリオ内野手(29)が7日、巨人戦(東京ドーム)の初回1死満塁から、バックスクリーン左へ8号満塁本塁打を放った。内海の真ん中やや内寄りの低め直球をフルスイング。ややボールの下を叩いたにも関わらず打球はグングン伸び、バックスリーン左で跳ねた。

 「いつもチームのためにと思って、(個人の)結果にはこだわっていないんですけど、良かったですね。グラウンドスラムも出て、チームも勝てたので本当に良かった」

 一塁ベースを回ると打球の行方を確信し、右手を高々と突き上げ、左手でベンチを突き刺した。来日後初の満塁弾は、チームとしても6月2日の西武戦で糸井が放って以来、今季2度目。「打って欲しい場面」で打つ主砲らしい一撃は、得点力不足に悩んできた今季の猛虎で見られなかったシーンだ。

 真ん中やや内角寄りに入ってきた直球も、強引には引っ張らない。偉人の金言を体現したかのようだった。7月30日に来日した元阪神のランディ・バース氏は悩めるロサリオへ、「真ん中はセンター、外角はライト。違う方向へ打つことを心がけない限り、良い打者にはなれない」と、報道陣を通じて助言を送っていた。

 直接伝え聞いたわけじゃないが、課題は自覚していた。先週末の京セラドームの早出練習にて片岡ヘッド兼打撃コーチと話し合う場面が。スイングする際に右足を後ろに引く癖があるが、コースに逆らわなければ問題ない、という内容だった。

 そしてこの日、やや内角寄りの直球に対して素直にバットを振り抜き、バックスクリーン左への放物線を描いてみせた。巨人戦で阪神の助っ人選手が満塁弾を記録するのは、04年4月3日広島戦のアリアス以来、実に14年ぶり。8人目だが、これはあのバースも打ったことがない快挙だ。

 宿敵の地で上がったお立ち台。ロサリオは最後の一言で、左翼席を祭りのごとく盛り上げた。「まだまだ試合も残っていますし、優勝する道はまだある。今まで通り応援していただいて、何とか優勝できるように、皆さんとともに頑張りたい」。

 自己最長7試合連続安打と、本領発揮は目前だ。独走する広島にも近づけるのではないか…。そんな期待すら抱かせる暴れっぷりだった。

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