“8割男”常葉大菊川・奈良間弾 打棒聖地でも「最高です」

[ 2018年8月8日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権第3日・1回戦   常葉大菊川8―7益田東 ( 2018年8月7日    甲子園 )

<常葉大菊川・益田東>4回無死二塁、常葉大菊川・奈良間は中越え2ランを放つ(撮影・井垣 忠夫)
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 「8割男」が名刺代わりの一発だ。3点リードの4回無死二塁。常葉大菊川(静岡)の奈良間が低めの直球をすくい上げた。打球は一直線にバックスクリーン左へ。高校通算21号に人さし指を突き上げ「最高です。来た球を打ったら凄く飛んでびっくりした」と笑った。

 地方大会は打率・818。56代表全選手トップの成績を引っ提げて聖地に乗り込んだ。学校所在の菊川市育ち。07年のセンバツ優勝メンバーとなる田中健二朗(DeNA)らが、奈良間の通う保育園にボランティアで遊び相手になってくれた。その時から常葉大菊川入学が目標。昨秋から主将も任された。チームをまとめるのに悩み、今春は打撃不振に陥った。周囲からは「何も考えるな」と促され、無心を心掛けると驚異的な数字が残った。

 リードオフマンとして初回に右越え二塁打も放ち「甲子園でも良い調子でできている」。6―7の8回は9番・神谷の二塁打で同点。勝ち越しを狙って奈良間は打席に入ったが、神谷が3球目にノーサインで三盗。これが相手の悪送球を誘って決勝点となった。5打数2安打2打点。おいしい場面を逃したが、5年ぶりの夏1勝に「ホッとした」と言う。

 同校OBで、朝日大でプレーする兄・将甫(しょうほ)さん(21)から引き継いだ帽子のひさしの裏には「我が道を行く」の文字。ここからも己のスタイルをつらぬいていく。 (松井 いつき)

 ▼常葉大菊川・神谷(6―7の8回、同点二塁打を放ち、さらに三盗で相手守備のミスを誘い、勝ち越しの生還)投手が足を大きく上げていたので行けると思った。

 ◆奈良間 大己(ならま・たいき)2000年(平12)5月8日生まれ、静岡県出身の18歳。小1で野球を始め、遊撃手。菊川西中では小笠浜岡リトルシニアに所属し捕手。常葉大菊川で遊撃手に戻り、1年秋から背番号6。2年夏は静岡大会準々決勝敗退。遠投100メートル、50メートル5秒8。趣味はピアノ。1メートル72、66キロ。右投げ右打ち。

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