猛虎に足りなかった“破壊力”阪神ロジャース 来日1、2号で11点爆勝呼ぶ

[ 2017年7月22日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神11―1ヤクルト ( 2017年7月21日    神宮 )

<ヤ・神>ガッツポーズでニンマリするロジャース
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 阪神のジェイソン・ロジャース内野手(29)が21日のヤクルト戦(神宮)で来日1号を含む2打席連発を放ち、大勝の主役となった。1―0の4回1死二塁から左中間へ、6回1死一塁からはバックスクリーンへ運んだ。初の3安打猛打賞で5打点を挙げた「パンダ」の大暴れに導かれた猛虎は2連敗で脱出。逆襲のきっかけにしたい。

 パンダのための一日だった。猛虎の一員として出場3試合での初勝利。ロジャースは愛くるしい笑顔で神宮球場に駆けつけた虎党にあいさつした。

 「ジェイソン・ロジャースです。愛称は『パンダ』です!これからも応援よろしくお願いします!」

 ヒーローインタビューとは対照的に打席では勝負師の顔だった。通算9打席目での来日1号は4回1死二塁、ブキャナンのカーブをすくい上げて左中間席へ打ち込んだ。「ここはビジター球場だよね?ファンからの声援がすごくて、『ホーム球場みたい!』って思ったよ!」。大歓声に初々しく喜びを表した。

 6回1死一塁では直球をバックスクリーン左へ叩き込んだ。「誰から、そして何回、『パンダ!!』って呼ばれたか分からないくらいみんなからたくさん祝福してもらえたんだ」。今季の猛虎に足りなかった「破壊力」。新助っ人として期待と役割に応えた。

 7回2死二塁では3A時代に対戦経験があるという2番手・ギルメットの変化球を左前に運んだ。二塁走者・俊介の本塁突入は一度はアウト判定。リプレー検証の結果、コリジョン・ルール適応でセーフへ覆った。5打点目が付き、初の3安打猛打賞も決めた。

 米国時代からのルーティンが好結果につながった。バットの滑り止めに一般的なスプレーは使わない。

 「僕のバットは赤土と相性が良いんだ。アメリカでは赤土のグラウンドでプレーしていた時があって、滑り止めに付けていた。そのルーティンを簡単に崩したくはないからね」

 実戦調整に努めた鳴尾浜球場ではわざわざ外野フェンス際のアンツーカーまで歩き、赤土をバットにこすりつけてから打撃練習をしていたほどのこだわり。神宮球場でも打席前に地面をさわり、バットになじませてからアーチを架けた。

 「上がって来て最初の勝利なので、うれしい。明日も明後日も勝利に貢献したい」。糸井、糸原が相次いで負傷離脱した危機的状況で逆襲への光を照らす大暴れだった。(巻木 周平)

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