作新1年生右腕また好救援 指揮官絶賛「周りに勇気与えた」

[ 2013年8月15日 13:34 ]

熊本工戦に2番手で登板した作新学院・朝山

第95回全国高校野球選手権大会2回戦 作新学院4―0熊本工

(8月15日 甲子園)
 作新学院は4―0で熊本工を下して3年連続の3回戦進出となった。

 1回戦の桜井戦では17得点を取って大勝。だが、2回戦では、先発した3年生左腕の渡辺、6回途中からリリーフした1年生右腕・朝山の2人による完封リレーとなった。「きょうは投手に尽きる」。小針監督がかみしめるように言った。

 完勝だった。初回、1死二塁から主将を務める3番・山下の2ランで先制。「思い切って直球を狙った。監督につなぐように言われて、そういう打撃ができて良かった」と主将が打でけん引すると、先発投手の渡辺は5回0/3で2安打無失点の投球。6回、先頭打者を失策で出塁させると、小針監督はすかさず朝山にスイッチし、朝山は要所で力のある球を低めに投げる堂々とした投球で、4回を2安打無失点で投げ切った。

 小針監督は「渡辺が少しずつとらえられてきたので早めに代えた。朝山はマウンド上で楽しみながら投げて、周りに勇気を与えてくれた」と話し、先制2ランの山下主将も「2人ともよく投げてくれた。1年生の朝山は頼もしかった」と絶賛。3回戦は日大山形との対戦が決まったが、小針監督は「自分たちの野球を見失わないように準備したい」と静かに上位進出をもくろむ。

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